Pulsar Gaming Gears X2H v3 ワイヤレス ゲーミングマウス

本製品は5つのボタンを搭載しており、専用ソフトウェアを利用することで、これらのボタンにゲーム内アクションやキーボードの入力などを割り当てることができます。これにより、よく使う操作をマウス上で素早く実行できるようになり、ゲームプレイや作業の効率を向上させられます。ただし、G502のような多ボタンマウスと比較するとボタンの数が少ないため、非常に多くの機能をマウスに集約したい場合には向かない可能性があります。基本的なカスタマイズ機能は備わっています。

Pulsar X2H v3は、その最大の特徴である「超軽量」を実現するために、意図的に重量調整機能を搭載していません。本体重量はわずか53gで固定されており、これ以上軽くしたり重くしたりすることはできません。ウェイトを加えてマウスの重さやバランスを自分の好みに微調整したいユーザーにはこの機能がない点はデメリットとなりますが、徹底的に軽さを追求したいユーザーにとっては、この機能がないこと自体がメリットとも言えます。超軽量に特化した設計思想に基づいています。

製品情報や画像からは、LEDによるライティング機能に関する記載や発光している様子が確認できません。一般的にゲーミングマウスに搭載されることの多いRGBライティング機能は、本製品には搭載されていない可能性が高いと考えられます。外観を光らせてドレスアップしたいユーザーや、ライティングによる設定プロファイルの視覚的な確認を行いたいユーザーには、この機能がない点は考慮が必要です。シンプルなデザインを好むユーザーには問題ありません。

専用ソフトウェアによる詳細な設定変更が可能であることは記載されていますが、マウス本体に複数の設定プロファイルを保存し、ハードウェアボタンなどで切り替えるオンボードメモリ機能や、物理的なプロファイル切り替えボタンに関する情報は確認できませんでした。そのため、基本的にPC上のソフトウェアで管理する形となり、異なるPCで使用する場合や、ゲーム中に素早く設定を変更したい場合には、機能が制限される可能性があります。ソフトウェア上でのプロファイル管理は可能です。

高性能な2.4Ghzワイヤレス接続に対応しており、ケーブルの制約を受けずに自由なマウス操作が可能です。標準で1000Hzのポーリングレートを実現しており、多くのゲーマーにとって十分な低遅延性能を提供します。さらに、別売りの8Kワイヤレスドングルを用意すれば、最大8000Hzという超高速ポーリングレートにも対応し、より応答速度を追求することも可能です。バッテリー駆動時間に関する具体的な情報はありませんが、超軽量設計と高性能ワイヤレスを両立させています。

本製品には、マウスを置くだけで充電できる専用の充電ドックは付属しません。充電は通常、USBケーブルをマウス本体に接続して行うものと考えられます。G502 Lightspeedが対応するPOWERPLAYのような、使用中に充電できるシステムや、専用ドックによる手軽な充電方法を求めるユーザーにとっては、この機能がない点は不便に感じられる可能性があります。バッテリーが少なくなったら、有線接続に切り替えるか充電ケーブルを接続して充電する必要があります。