ロジクール ワイヤレスマウス M196OW

DPI調整機能は、マウスの感度を調整できる機能です。DPI（Dots Per Inch）とは、マウスを1インチ動かしたときに、カーソルが画面上でどれだけ移動するかを示す指標で、数値が高いほど、少ないマウスの動きでカーソルが大きく移動します。M196OWにはDPI調整機能がないため、細かい作業やゲームなど、カーソル速度を頻繁に変えたい用途には不向きです。通常、DPI調整ボタンを押すことで、予め設定されたDPIレベルを切り替えることができます。高DPIであれば、手首の負担を軽減し、広範囲を素早く操作することが可能です。

センサー切替機能は、マウスのセンサー方式を切り替える機能です。センサー方式には、主に光学式とレーザー式があります。光学式は、LEDライトを使って読み取る方式で、一般的なマウスに広く採用されています。レーザー式は、レーザー光を使って読み取る方式で、より高い精度と感度を実現できます。M196OWは光学式センサーのみを搭載しており、センサーの切り替えはできません。センサー切替機能があれば、例えば、ガラス面など、通常のマウスでは動作しにくい場所でも快適に操作できるようになります。

ボタンカスタマイズ機能は、マウスのボタンに特定の機能を割り当てる機能です。通常、マウスには左右クリックボタンとスクロールホイールがありますが、これらに加えて、サイドボタンやDPI調整ボタンなどが搭載されている場合があります。ボタンカスタマイズ機能があれば、これらのボタンにコピー＆ペースト、ブラウザの「戻る」「進む」、アプリケーションの起動など、様々な機能を割り当てることができます。M196OWはボタン数が少ないため、ボタンカスタマイズ機能は搭載されていません。作業効率を向上させたい場合は、多ボタンマウスを検討すると良いでしょう。

接続方式切替機能は、マウスの接続方式を切り替える機能です。ワイヤレスマウスの場合、主にBluetooth接続とUSBレシーバーを使った無線接続の2種類があります。Bluetooth接続は、USBポートを消費しないため、パソコンのポートが少ない場合に便利です。USBレシーバーを使った無線接続は、Bluetoothよりも安定した接続が期待できます。M196OWはBluetooth接続のみに対応しており、接続方式を切り替えることはできません。複数のデバイスでマウスを使い分けたい場合は、BluetoothとUSBレシーバーの両方に対応したマウスを検討すると良いでしょう。

自動電源機能は、マウスの電源を自動的にオン・オフする機能です。パソコンの電源に連動してマウスの電源が自動的にオン・オフになるため、電源の切り忘れによるバッテリーの消耗を防ぐことができます。また、マウスを使用しないときに自動的にスリープモードに移行する機能も、バッテリーの節約に役立ちます。M196OWには自動電源機能は搭載されていませんが、単三形乾電池1本で12ヶ月の長寿命を実現しています。

バッテリー残量表示機能は、マウスのバッテリー残量をLEDランプなどで確認できる機能です。バッテリー残量を事前に把握できるため、電池切れによる作業の中断を防ぐことができます。M196OWにはバッテリー残量表示機能はありませんが、ロジクールのOptionsソフトウェアをインストールすることで、PC上でバッテリー残量を確認することが可能です。また、単三形乾電池1本で12ヶ月の長寿命なので、頻繁な電池交換は不要です。