キオクシア(KIOXIA) EXCERIA PLUS G2 ポータブル SSD-PKP1.0U3G2BN

本製品は256ビットAESハードウェア暗号機能に対応しており、TCG Opal 2.01仕様に準拠したパスワード保護機能を備えています。これにより、SSD内のデータは高度に暗号化され、万が一の紛失や盗難時にも第三者による不正アクセスから機密情報を保護できます。ただし、このパスワード保護機能はWindows専用の「SSD Utilityマネージメントソフトウェア」を介して設定・管理されるため、Windows環境でのみ利用可能です。

本製品は米国MIL規格「MIL-STD-810H METHOD 516.8 Transit Drop (Procedure IV)」に準拠しており、最大122cmの落下試験にも耐える高い耐衝撃性を備えています。軽量かつ堅牢なアルミ筐体が内部のSSDを物理的な衝撃から保護するため、日常的な持ち運びや、不意に落としてしまった場合でもデータ破損のリスクを大幅に軽減できます。これにより、外出先でも安心して使用することが可能です。

商品情報には「SSD Utilityマネージメントソフトウェア」の記載がありますが、これは主にパスワード保護機能に関するものであり、SSDの健康状態や寿命、温度などの詳細な状態をモニタリングする機能については明記されていません。そのため、SSDの現在の状態を詳細に把握し、故障を事前に予測したいユーザーにとっては、この機能は提供されていないと判断されます。

本製品にはパスワード保護機能が搭載されていますが、これはSSD全体へのアクセスを制限するものであり、複数のユーザーに対して個別のアクセス権限を設定したり、特定のフォルダやファイルのみにアクセスを許可したりするような、より詳細なアクセス制限機能については記載がありません。家族や職場でSSDを共有し、ユーザーごとに異なるアクセス権限を管理したい場合には、この機能は不足している可能性があります。

商品情報には、SSDに保存されたデータを完全に消去するための専用機能やソフトウェアに関する記載がありません。SSDを廃棄したり、他人に譲渡したりする際に、個人情報や機密情報が完全に消去されていることを確実にしたい場合、別途データ消去ソフトウェアを使用するか、手動での完全消去手順を踏む必要があります。

本製品の機能として、SSDを複数の論理的な領域（パーティション）に分割する機能は明記されていません。OSとデータを分離したり、用途別にストレージを区切って管理したい場合、接続するPCのOSが提供するディスク管理ツールなどを利用して手動でパーティションを分割する必要があります。SSD自体がこの機能を提供しているわけではありません。