CHISYOU 電気ケトル コーヒーケトル 温度調節 保温機能 0.8L

本製品は蓋がしっかり閉まりますが、万が一、本体が完全に横倒しになった場合などに、積極的にお湯の漏れを防ぐ構造（例えば、内部に弁があるなど）は特に記載されていません。標準的な細口ケトルと同様に、蓋や注ぎ口からのこぼれは発生する可能性があります。やけど防止のための断熱ハンドルや本体設計は施されていますが、転倒時の湯漏れを完全に防ぐ機能としては期待できません。使用中は安定した場所に設置し、不用意に倒さないように注意が必要です。

お湯を注ぐ際に操作するボタンやレバーに、意図しない操作を防ぐためのロック機能は搭載されていません。お湯が入った状態で本体を持ち運んだり、卓上に置いたりする際に、何かに触れてしまい誤ってお湯が出てしまうリスクはゼロではありません。特に小さなお子さんがいる家庭など、誤操作が懸念される環境で使用する場合は、置き場所に十分注意し、使用しない時は電源プレートから本体を外しておくなどの対策を講じることが推奨されます。シンプルさを重視した設計と言えます。

注ぎ口部分に、湯沸かしによって発生するカルキなどのミネラル成分の塊（湯垢）をキャッチするフィルターは搭載されていません。そのため、使い続けるうちに発生する湯垢が、注ぐ際にカップに入ってしまう可能性があります。湯垢の付着を完全に防ぐことは難しいですが、定期的にクエン酸などを使った内部洗浄を行うことで、ケトル内部を清潔に保ち、湯垢の発生を抑えることができます。フィルターがない分、注ぎ口自体のお手入れはしやすいかもしれません。

スタッフレビューによると、電源コードが本体（または電源プレート）と一体型になっており、取り外すことができません。また、電源プレートの底面にコードを巻き付けてすっきりと収納できるスペースについても特に記載が見当たりません。そのため、使用しない時や収納する際に、コードがまとまらずに邪魔になる可能性があります。キッチンのスペースやコンセントの位置によっては、コードの長さや取り回しに不便を感じることがあるかもしれません。使用しない時はコードを束ねるなどの工夫が必要です。

本製品には、お湯が設定温度（例えば100℃の沸騰など）に達したことを知らせる機能が搭載されています。具体的には、湯沸かし中に点灯していたスタートランプが完了後に点滅し、さらにブザー音が1回鳴ることでユーザーに通知します。これにより、キッチンから離れていてもお湯が沸いたタイミングを知ることができ、無駄に待つ時間を減らせます。温度調節機能を使用した場合も、設定温度に到達すると同様の通知があると考えられ、使い勝手の向上に役立ちます。