Spikenard DV105-NBEU02

本製品には「画像手ブレ補正設定」が搭載されていますが、これが光学式であるとの明記はありません。一般的に、この価格帯のビデオカメラでは電子式手ブレ補正が採用されることが多く、光学式に比べて補正効果は限定的です。激しい動きを伴う撮影や、ズーム時の手ブレを強力に抑えたい場合には、十分な効果が得られない可能性があります。静止画撮影時の手ブレ軽減には役立ちますが、動画撮影においては、より安定した映像を得るためには三脚の使用などを検討することをおすすめします。

本製品の機能説明には、被写体を自動で認識しピントを合わせ続ける「追尾フォーカス機能」に関する記載はありません。顔検出機能は搭載されていますが、これは静止した顔にピントを合わせる機能であり、動き回る被写体を継続的に追尾する機能とは異なります。そのため、動きの速い子供やペット、スポーツシーンなどを撮影する際には、手動でのピント合わせや、被写体がフレーム内に収まるように工夫する必要があるでしょう。この機能は、特に動きのある被写体を頻繁に撮影するユーザーにとっては重要な要素となります。

本製品の機能説明には、暗い場所でも明るく撮影できる「ナイトモード機能」に関する具体的な記載はありません。低照度下での撮影性能については、センサーサイズや映像処理エンジンの詳細が不明なため、一般的な低価格帯のビデオカメラと同様に、ノイズが増えたり、映像が暗くなったりする可能性があります。室内や夜景など、光量が少ない場所での撮影を頻繁に行う場合は、別途照明を用意するか、より高感度撮影に強いモデルを検討することをおすすめします。本製品は主に明るい場所での撮影に適しています。

本製品の機能説明には、屋外での撮影時に風切り音を低減する「風音低減機能」に関する記載はありません。内蔵マイクを使用する場合、風の強い場所や屋外での撮影では、風切り音が音声に混入し、聞き取りにくくなる可能性があります。外部マイクをサポートしているため、別売りの外部マイクにウインドスクリーン（風防）を取り付けることで、風音の影響を軽減することは可能です。しかし、カメラ本体にこの機能が内蔵されていないため、屋外でのクリアな音声収録を重視する場合には、追加の対策が必要となるでしょう。

本製品の機能説明には、撮影した映像をカメラ本体内で簡単に編集できる「内蔵編集機能」に関する記載はありません。不要な部分のカットや、複数の映像を繋ぎ合わせるなどの編集作業を行う場合は、撮影後にパソコンやスマートフォンにデータを取り込み、別途編集ソフトウェアを使用する必要があります。手軽に撮影から編集までをカメラ一台で完結させたいユーザーにとっては、この機能がないことは不便に感じるかもしれません。しかし、本格的な編集を行う場合は、外部ソフトウェアの方が高機能であるため、用途によっては問題ないでしょう。

本製品には、撮影した映像をWi-Fi経由でスマートフォンやタブレットにワイヤレスで転送できる「Wi-Fi転送機能」は搭載されていません。撮影したデータを共有したり、SNSにアップロードしたりする際には、SDカードを取り出してパソコンに接続するか、USBケーブルでカメラとデバイスを直接接続する必要があります。手軽に撮影データを共有したいユーザーや、スマートフォンとの連携を重視するユーザーにとっては、この機能がないことは不便に感じるかもしれません。しかし、物理的な接続によるデータ転送は安定しており、大容量のデータを扱う際には確実な方法です。