ラトックシステム RS-260UH-4K

切替器本体の前面に物理的なボタンが配置されており、これを押すことで接続しているパソコンを簡単に切り替えることができます。直感的に操作できるため、ホットキー操作に慣れていない方や、本体が手の届く場所に設置されている場合に便利です。ボタンはPC1とPC2を切り替えるためのもので、どちらのPCが選択されているかはLEDで確認できます。

本製品は、接続したキーボード、マウス、そしてUSB3.0ポートに接続したUSB機器（USBメモリ、Webカメラ、USBスピーカーマイクなど）を、接続された2台のパソコン間で共有できます。これにより、それぞれのパソコンに個別の周辺機器を用意する必要がなくなり、デスク周りをすっきりとさせ、コストも抑えることができます。USB3.0対応ポートは高速なデータ転送にも対応しています。

最大4K解像度（4096×2160または3840×2160）で60Hzのリフレッシュレートに対応しています。これにより、高精細な4Kディスプレイの映像を劣化させることなく表示できます。また、WQHD（2560×1440）では最大144Hz、フルHD（1920×1080）では最大240Hzの高リフレッシュレートにも対応しており、滑らかな映像表示が求められる用途にも適しています。ウルトラワイドモニターにも対応しています。

本製品は1台のディスプレイを2台のパソコンで共有するための製品です。複数のディスプレイを同時に切り替えるマルチディスプレイ環境には対応していません。もし2台以上のディスプレイを切り替えて使用したい場合は、マルチディスプレイ対応のKVM切替器を選択する必要があります。本製品はシングルディスプレイ環境での使用に特化しています。

キーボードの特定のキー操作（デフォルトは右Ctrlキーを2回押す）によって、接続しているパソコンを切り替えることができます。キーボードから手を離すことなく切り替えられるため、作業効率を落とさずにスムーズに操作を継続できます。ホットキーの起動キーは設定で変更することも可能です。スタッフレビューではホットキーの操作性に関する意見も見られますが、機能自体は搭載されています。

本製品には、現在どちらのパソコンに接続されているかを示すLEDインジケーターが搭載されています。これにより、視覚的に接続状態を確認できます。しかし、パソコンの切り替え時に音や振動で通知する機能については、商品情報に記載がありません。切り替えが完了したことを音などで確認したい場合は、他の製品を検討する必要があります。