トランセンドジャパン ポータブルSSD 1TB TS1TESD310S-E

本製品には、データ保護のための暗号化機能は搭載されていません。パスワード設定やハードウェア暗号化といった機能がないため、機密性の高い情報を保存する際には、OSの機能や別途暗号化ソフトウェアを利用するなど、ユーザー自身でセキュリティ対策を講じる必要があります。紛失や盗難のリスクを考慮し、重要なデータは暗号化された別のストレージに保存するか、本製品には保存しないことを推奨します。

本製品はSSDであるため、HDDと比較して物理的な衝撃には強いですが、製品情報に具体的な耐衝撃性能や落下試験に関する記載はありません。そのため、持ち運びの際に誤って落とした場合などの衝撃に対する保護機能は期待できません。特に頻繁に屋外で使用する方や、不注意で物を落としやすい方は、別途保護ケースを使用するなど、物理的な破損を防ぐための対策を検討することをお勧めします。

本製品には、SSDの健康状態や寿命をモニタリングするための専用ソフトウェアは付属していません。SSDのS.M.A.R.T.情報などを確認したい場合は、汎用のディスクユーティリティソフトウェアを別途利用する必要があります。SSDの寿命を把握し、故障を事前に予測したいユーザーにとっては、この機能がないことは注意点となります。

本製品には、複数のユーザーでSSDを共有する際に、特定のユーザーのみがアクセスできるように制限する機能は搭載されていません。そのため、家族や職場で共有する場合には、OSのアクセス権設定や、データ自体を暗号化するなどの対策が必要です。情報漏洩のリスクを低減するためには、使用環境に応じた適切な管理が求められます。

本製品には、SSDに保存されたデータを完全に消去するための専用機能は搭載されていません。SSDを廃棄したり譲渡したりする際に、個人情報や機密情報が漏洩するのを防ぐためには、OSの機能や市販のデータ消去ソフトウェアを別途利用して、データを完全に上書き消去する必要があります。単にファイルを削除したりフォーマットしたりするだけでは、データが復元される可能性があるため注意が必要です。

本製品自体にパーティションを分割する機能は搭載されていません。パーティション分割は、WindowsやmacOSなどのオペレーティングシステムに搭載されているディスク管理ツールを使用して行うことができます。SSDを複数の領域に分けて使用したい場合は、PCに接続した後、OSの機能を利用して設定してください。これはSSDの基本的な機能ではなく、OSの機能に依存します。