AYANEO 外付けグラフィックボード Starship Graphics Dock AG01

本製品はUSB4ポート経由でPower Delivery 100Wの給電に対応しています。これにより、USB4またはThunderbolt対応のノートPCなどを接続した場合、ケーブル一本で本製品を使いながらPC本体への充電も同時に行うことが可能です。電源アダプターを別途接続する手間が省け、デスク周りがすっきりします。グラフィック負荷の高い作業中でもバッテリー残量を気にせず使用できるため、ノートPCユーザーにとっては非常に便利な機能と言えます。

本製品は複数の拡張ポートを備えています。USBポートの総数は2つと限られますが、DisplayPort 2.0、HDMI 2.1、そしてM.2 2280 PCIe 3.0対応のSSD拡張スロットを搭載しています。特にSSDスロットは、PC内蔵ストレージが不足している場合に容量を手軽に増やせる便利な機能です。ただし、有線LANポートは搭載されていません。汎用的なUSBポート数は少なめですが、特定の拡張ニーズ（ディスプレイ出力、ストレージ）に応えるポート構成です。

本製品はAMD Radeon 7600M XTグラフィックボードを筐体内に内蔵した一体型モデルです。一般的なeGPUエンクロージャーとは異なり、ユーザー自身でグラフィックボードを別途購入して組み替えたり、アップグレードしたりすることはできません。内蔵されているGPUの性能が本製品のグラフィック性能の上限となります。様々なグラフィックボードを試したい方や、将来的に高性能なGPUに交換したいと考えている方には不向きです。

DisplayPort 2.0ポートとHDMI 2.1ポートを搭載しており、これらを利用して外部ディスプレイに接続できます。商品情報によると、最大4画面への同時出力に対応しているとのことです。ノートPC単体では接続できるモニター数に限りがある場合や、より高解像度・高リフレッシュレートでの出力を行いたい場合に役立ちます。ゲームはもちろん、複数の画面で作業効率を上げたいビジネスシーンでも有効です。

商品情報には、本体の静音性に関する具体的な記載がありません。内蔵GPUや電源、冷却システムが動作する際には、ある程度のファンノイズが発生することが予想されます。特に高負荷時や、静かな環境で使用する際には、動作音が気になる可能性があるため注意が必要です。静音性を重視するユーザーは、別途製品のレビューなどを確認することをお勧めします。

筐体にはChroma RGBライティングが搭載されており、ユニークな宇宙船モチーフのデザインを光で演出できます。ゲームプレイの雰囲気を盛り上げたり、デスク周りを自分好みのカラーで飾り付けたりすることが可能です。ライティングモードを切り替える機能も備わっています。見た目のカスタマイズを楽しみたいユーザーにとって魅力的な機能です。