Xiaomi Redmi Note Pro 14 5G 12+512GB

本モデルはフラッグシップレベルのIP68防水防塵に対応しています。これは、最大1.5メートルの水中に30分間耐えられるほどの強力な防水性能と、完全な防塵性能を意味します。キッチンでの水濡れや急な雨、アウトドアでの使用も比較的安心です。さらに、ウェットタッチテクノロジーにより、指が濡れていても操作がスムーズに行えるため、水回りの作業中などでも便利に使えます。ただし、高温のお風呂や海水など、特定の条件下での使用は避けるべきです。

残念ながら、日本国内で広く普及しているFeliCaポート（おサイフケータイ機能）は搭載されていません。そのため、SuicaやPASMOでの電車・バス乗車、iDやQUICPayなどの電子マネー決済をスマートフォン単体で行うことはできません。これらの非接触決済サービスを頻繁に利用する方は、別途物理カードなどを携帯する必要があります。NFC自体は搭載している可能性がありますが、FeliCaとは規格が異なるため、国内の主要サービスには対応しません。

物理nanoSIMカードを2枚同時に挿入して使えるデュアルSIM機能に対応しています。これにより、仕事とプライベートで回線を分けたり、通話用とデータ通信用で異なるキャリアの料金プランを組み合わせたりするなど、柔軟な使い方が可能です。通信費を抑えたい方や、複数の番号を使い分けたい方にとって非常に便利な機能です。SIMスロットは2つあり、同時に有効化して待受可能です。

MicroSDカードなどによる外部ストレージ容量の拡張には対応していません。データの保存容量は内蔵ストレージに限定されます。本モデルには512GBという大容量の内蔵ストレージが搭載されているため、ほとんどのユーザーにとっては十分な容量ですが、写真や動画を非常に大量に撮影・保存する方や、MicroSDカードでのデータ管理に慣れている方は注意が必要です。データのバックアップはクラウドサービスやPCへの転送で行う必要があります。

インターネット回線を利用しないFMラジオの受信機能は搭載されていません。ラジオ番組を聴く場合は、radikoなどのインターネットラジオアプリを利用する必要があります。災害時など通信環境が不安定になった際には、情報収集手段の一つが制限されることになります。通信量を気にせずにラジオを楽しみたい場合も、Wi-Fi環境下での利用が推奨されます。

従来の3.5mmミニプラグの有線イヤホン端子は搭載されていません。有線イヤホンを使用するには、USB Type-Cポートに直接接続するタイプのイヤホンを使用するか、別途USB Type-Cから3.5mmへの変換アダプタを用意する必要があります。お気に入りの有線イヤホンをそのまま使いたい方や、充電しながら有線イヤホンを使いたい方は注意が必要です。Bluetoothイヤホンは問題なく使用できます。

スマートフォン本体のバッテリーを利用して、他の機器（ワイヤレスイヤホンや別のスマートフォンなど）を充電する機能（リバース充電）は公式な情報からは確認できませんでした。USB Type-Cポートを介した充電は可能ですが、自身がモバイルバッテリーとして機能し、他の機器に電力を供給する機能は期待できません。外出先で他のデバイスを充電したい場合は、別途モバイルバッテリーを持ち運ぶ必要があります。

ディスプレイ内に指紋認証センサーを搭載しており、画面上の指定された部分に指を置くことでロック解除や各種認証が可能です。電源ボタンを押す必要がなく、画面を見る自然な動作で素早く認証できます。また、顔認証機能にも対応しているため、マスク着用時など指紋認証が難しい場面では顔認証を使うことができます。セキュリティと利便性を両立した解除方法を選択できます。