eppfun LE Audio APTX-Lossless Adaptive対応 Bluetooth 5.4 トランスミッター

本製品はLE AudioのLC3モードにおいて、複数のBluetooth機器への同時接続（ブロードキャストオーディオ）をサポートしています。これにより、無制限の数のAuracast Bluetoothトランスミッターにオーディオをブロードキャストできると記載されており、家族や友人と一緒に同じ音源を共有して楽しむことが可能です。ただし、この機能を利用するには、接続するワイヤレスヘッドセットもLC3モードに対応している必要があります。一般的なBluetoothトランスミッターでは2台までの同時接続が多い中、このブロードキャスト機能は特筆すべき点です。

本製品はAPTX Lossless、APTX Adaptive、APTX HD、APTX、SBC、そして最新のLE Audio/LC3+といった非常に幅広い高音質・低遅延コーデックに対応しています。特にAPTX LosslessはほぼCD音質、APTX HDはハイレゾ相当の高音質を実現し、LE Audio/LC3+は優れた音質と低消費電力を両立します。これにより、対応するBluetoothイヤホンやスピーカーと組み合わせることで、クリアで臨場感あふれるサウンドを楽しむことができます。音質にこだわりたい音楽鑑賞や映画鑑賞に最適な機能です。

Bluetooth 5.4チップの採用により、旧バージョンよりも転送速度が向上し、安定した接続が期待できます。また、ハイエンドのQualcommチップを搭載していることも、接続の安定性に寄与すると考えられます。スタッフの評価でも「Bluetoothも繋がりやすい」「通勤中の車内でも滅多に切れません」といった声があり、一般的な使用環境では安定した接続が期待できます。ただし、無線LANや電子レンジなどの電波干渉源の周囲や、障害物の多い場所ではノイズや音の遅延が発生する可能性があり、使用環境に配慮することでより安定した接続を維持できます。

本製品が対応する入力端子は3.5mm AUXのみです。これは汎用性の高いアナログ入力ですが、最上位製品が持つような光デジタル（Toslink）端子やRCA端子といった他の主要な入力端子には対応していません。そのため、光デジタル出力のみを持つテレビや、RCA接続を必要とするオーディオ機器など、AUX以外の入力端子を必要とする機器との接続はできません。接続したい機器の出力端子が3.5mm AUXに対応しているかを確認することが重要です。

本製品はUSB Type-Cケーブルが付属しており、USBポートからの給電に対応しています。これにより、パソコンのUSBポートやUSB充電器、モバイルバッテリーなどから電源を供給して使用することが可能です。ACアダプターが不要なため、コンセントがない場所でも手軽に利用でき、持ち運びにも便利です。内蔵バッテリーも搭載しているため、電源がない場所でも単体で動作しますが、長時間の使用や充電しながらの使用にはUSB給電が役立ちます。

本製品は最新のBluetooth 5.4に対応しています。これはBluetoothの最新規格の一つであり、従来のバージョンと比較して、より高速なデータ転送速度、より安定した接続性、そしてより低い消費電力を実現します。特にLE Audioとの組み合わせにより、低消費電力で高品質なオーディオ伝送が可能となり、バッテリー駆動時間の延長にも貢献します。最新バージョンに対応していることで、将来的な互換性や新しいBluetooth機能への対応も期待できます。