Tamodeix 紙幣カウンター 紙幣計数機 日本円 JP-1000

この製品は額面を自動認識できないため、計数中に異なる金種の紙幣が混入しても自動で検知して警告する機能は搭載されていません。ユーザーは計数前に手動で紙幣を種類別に仕分ける必要があり、誤って異なる金種が混ざったまま計数すると、正確な枚数や金額を把握できない可能性があります。この点は、特に複数の金種を扱う業務においては注意が必要です。

紫外線（UV）、磁気（MG）、赤外線（IR）の3種類のセンサーを搭載しており、偽造紙幣の検出に対応しています。これにより、受け取った紙幣の真贋をある程度確認でき、セキュリティ面での安心感があります。ただし、新日本円の計数時には磁気（MG）検知機能をOFFにすることが推奨される場合があるため、状況に応じた設定変更が必要です。最上位機種のような画像認識（CIS）機能は搭載されていません。

製品情報には、あらかじめ設定した枚数ごとに計数を停止させるバッチカウント機能に関する明確な記載がありません。そのため、紙幣を一定の枚数（例：100枚）で束ねる作業は、手動で枚数を確認しながら行う必要があります。銀行への入金準備やレジの釣銭準備など、定量の紙幣束を作成する作業が多い場合には、この機能の欠如が作業効率に影響を与える可能性があります。

本製品は加算カウント機能を搭載しており、複数回に分けて計数した紙幣の合計枚数を自動的に表示することができます。一度にホッパーに投入しきれない大量の紙幣を数える際や、複数の場所から集められた現金をまとめて集計する際に非常に便利です。手動での計算ミスを防ぎ、最終的な総枚数を正確かつ効率的に把握するのに役立ちます。

製品情報に「通貨の枚数のみをカウントし、額面はカウントできません」と明記されているため、計数した各金種の枚数から合計金額を自動で算出・表示する金額計算機能は搭載されていません。ユーザーは計数された枚数を確認し、手動で金種ごとの合計金額を計算する必要があります。日々の売上集計や現金整理において、合計金額を素早く知りたい場合には、この機能の欠如が手間となる可能性があります。