GameSir G7 SE

このコントローラーには、背面ボタン機能は搭載されていません。そのため、ゲーム内の複雑な操作（例：ジャンプ、リロード、スキル発動など）を背面ボタンに割り当てて、親指をスティックから離さずにプレイするといった、高度な操作性の拡張はできません。基本的なゲームプレイに必要なボタンは全て備わっていますが、操作性をより効率化・最適化するための機能は限定的となります。

本製品には、トリガーロック機能は搭載されていません。この機能は、トリガーの押し込み量を物理的に制限することで、特にFPSゲームなどで素早い連射を可能にするものです。このコントローラーでは、トリガーを深く押し込む必要があり、反応速度の面で最新の競技用コントローラーに比べて不利になる可能性があります。最新の特殊機能を求めるユーザーには物足りないかもしれません。

このコントローラーには、交換可能なスティックやDパッド機能は搭載されていません。そのため、自分の手の大きさや好みに合わせてスティックの高さや形状を変更したり、摩耗した際に簡単に交換したりすることはできません。ただし、本製品はホール効果スティックを採用しているため、初期状態での耐久性と精度は期待できます。交換によるカスタマイズはできませんが、標準的な使用においては問題ないでしょう。

このコントローラーには、特別なグリップ強化機能は搭載されていません。一般的なコントローラーと同様の素材と形状で作られており、特別な滑り止め加工やラバー素材などは採用されていないようです。長時間のプレイや手の汗によっては、滑りやすさを感じる可能性も考えられます。ただし、本体重量が軽いという点は、疲労軽減に繋がるかもしれません。標準的な握り心地を提供します。

本製品には、プロファイル切り替え機能は搭載されていません。この機能は、ボタン配置やスティック感度などの設定をコントローラー本体に保存し、ゲームやプレイスタイルに合わせて素早く切り替えることができるものです。このコントローラーでは、複数のゲームをプレイする際に、毎回設定を変更する必要が出てくる可能性があります。高度なカスタマイズ性を求めるユーザーにとっては、この機能がないことは残念な点と言えるでしょう。

このコントローラーには3.5mmオーディオジャックが搭載されており、ヘッドセットを接続して音声出力やマイク入力を行うことは可能です。しかし、コントローラー本体に音量調整やゲーム/チャットバランスを直接操作できる物理ボタンやダイヤルは搭載されていません。そのため、音量調整を行うには、接続したヘッドセット側やゲーム内の設定メニューで行う必要があります。手元で直感的に操作できない点は、やや不便に感じるかもしれません。