ツヴィリングJ.A.ヘンケルス(Zwilling Henckels) MIYABI ミヤビ 5000MCD 三徳包丁 180mm 日本製 34374-181

この包丁は、刃部とハンドル部が異なる素材（刃部：特殊ステンレス鋼、ハンドル：天然カバ材）で構成されており、一体構造ではありません。そのため、刃とハンドルの接合部に食材のカスが入り込む可能性はゼロではありませんが、丁寧な手入れをすることで清潔に保つことができます。一体構造の包丁に比べて、ハンドルの素材や形状の自由度が高く、天然木の温かみやD型シェイプによる握りやすさを実現しています。

この包丁は、ハンドル部分に天然のカバ材を使用しているため、フルメタル構造ではありません。フルメタル構造の包丁は、全体が金属製であるため非常に衛生的で耐久性が高いという特徴がありますが、本製品は天然木の温かみと手に馴染む感触を重視しています。金属製ではないため、食洗機には対応しておらず、手洗いと乾燥が必要です。しかし、その分、木材ならではの美しい木目と、使い込むほどに手に馴染む経年変化を楽しむことができます。

この包丁の刃には、101層の多層鋼による「フラワーダマスカス」紋様が施されており、これが美しいだけでなく、食材の離れを良くする効果も期待できます。また、光沢感あるミラーフィニッシュも、食材の滑りを助ける役割を果たします。これにより、切った食材が刃に張り付きにくく、スムーズな調理をサポートします。特に、粘り気のある食材や薄切りにする際に、その効果を実感しやすいでしょう。

商品情報には、刃の根元部分に指をかけるための明確なフィンガーレスト（突起）に関する記載はありません。しかし、和包丁を彷彿とさせるD型シェイプハンドルは、手に自然と馴染むように設計されており、安定した握り心地を提供します。これにより、指が滑りにくく、安全に包丁を操作することが可能です。特に、力を入れて食材を切る際にも、しっかりと包丁をホールドできるため、安全性が向上し、快適な調理をサポートします。

この包丁は左右対称の「両刃」形状を採用しています。両刃の包丁は、刃が中央に位置しているため、食材に対してまっすぐに刃が入りやすく、初心者の方でも比較的扱いやすいのが特徴です。右利き・左利きを問わず、どちらの手でも同じように使用できるため、家族で共有する場合にも便利です。様々な食材のカットに適しており、日常使いのメイン包丁として幅広い用途で活躍します。

この包丁の刃には、MC63パウダースチールが採用されており、その硬度は約63HRCと非常に高いです。刃の硬度が高いほど、切れ味が長持ちし、頻繁に研ぎ直す手間を減らすことができます。これにより、常に鋭い切れ味を保ちながら快適に調理を進めることが可能です。ただし、硬度が高い分、非常に硬いものを無理に切ると刃こぼれのリスクがあるため、取り扱いには注意が必要です。