APC SMT1500J E ラインインタラクティブ給電 正弦波

本製品はラインインタラクティブ給電方式を採用しており、停電時には内蔵バッテリーからの電力供給に自動で切り替わり、接続された機器への電力供給を継続します。これにより、サーバーやPCなどの重要なIT機器が突然シャットダウンするのを防ぎ、データ損失やシステム破損のリスクを低減します。切り替え時間は数ミリ秒と非常に高速で、ミッションクリティカルなシステムでない限り十分な性能を備えています。

商品情報には「雷サージ保護機能」という明確な記載はありません。ただし、無停電電源装置の多くは基本的な電源保護機能として雷サージ保護を内蔵していることが一般的です。本製品は「電源異常により停止したり、異常停止によるデータ破損が生じた場合、ビジネスに大きな影響を与えてしまいます。こうした場所には、ラインインタラクティブ方式のUPSをお勧めします。」と記載されており、広範な電源保護を目的としていることが示唆されますが、具体的な雷サージ保護の有無については確認が必要です。

カタカナ表示が可能なLCDディスプレイを搭載しており、ユニットと電源の状態をすぐに把握できると記載されています。これにより、バッテリーの残量や負荷状況、運転モードなどの重要な情報を視覚的に確認することが可能です。停電時やバッテリー運転中に、残り稼働時間を把握できることで、計画的なシャットダウンや作業の継続判断に役立ち、安心して運用できます。

インテリジェントバッテリー監視機能を搭載し、正確な充電管理によりバッテリーの能力、寿命、信頼性を可能な限り高めると記載されています。この機能には、バッテリーの劣化状況を検知し、交換時期をユーザーに通知する機能が含まれていると推測されます。適切なタイミングでのバッテリー交換を促すことで、UPSの性能低下によるトラブルを未然に防ぎ、常に最適な状態で機器を保護することが可能になります。

業界標準ソフトウェア「PowerChute Serial Shutdown for Business」（別売）および「PowerChute Network Shutdown」（別売）に対応しており、これらを使用することで、電源障害発生時に接続されたコンピューターやサーバーを自動で安全にシャットダウンさせることが可能です。シリアルケーブル、USB、またはネットワーク経由でUPSと連携し、データの損失やシステム破損を防ぎます。特に、無人環境での運用において非常に重要な機能です。

本製品はラインインタラクティブ方式であり、自動電圧調整機能（AVR）に対応していると明記されています。これにより、入力される商用電源の電圧が不安定な場合でも、UPSが自動的に電圧を安定化させて接続機器に供給します。電圧の過昇圧や過降圧から機器を保護し、誤動作や故障のリスクを低減するため、電力環境が安定しない場所や、精密な機器を使用する環境において非常に有効な機能です。