マイクロソフト Universal Foldable Keyboard GU5-00014

本製品はBluetooth接続で最大2台のデバイスとペアリング情報を記憶し、簡単な操作で接続先を切り替えることが可能です。Windows、iOS、Androidなど複数のOSに対応しており、スマートフォンやタブレット、PCなど異なるデバイス間での切り替えがスムーズに行えます。これにより、複数のデバイスを併用する環境でもこのキーボード1台で対応でき、非常に便利です。最大接続台数は2台ですが、多くのモバイルユーザーにとっては十分な数でしょう。

本製品にはタッチパッドは搭載されていません。純粋にキーボード機能に特化しており、外部でのマウス操作は想定されていません。そのため、外出先でタッチパッドによるマウス操作が必要な場合は、別途ポータブルマウスなどを持ち運ぶ必要があります。キーボード単体での操作は、接続デバイスのタッチスクリーンに依存するか、キーボードショートカットを駆使することになります。タッチパッドがない分、本体サイズを抑え携帯性を高めているとも言えます。

本製品には、スマートフォンやタブレットを立てかけるための内蔵スタンドや付属スタンドはありません。キーボード自体が非常に薄く軽量なため、スタンドを組み込む構造にはなっていません。そのため、デバイスの画面を見やすい角度で固定したい場合は、別途市販のスマートフォン・タブレット用スタンドを用意する必要があります。特に外出先での作業では、デバイスを安定させるための工夫が必要になります。テーブルなど平らな場所での使用が前提となります。

本製品にはキーを光らせるバックライト機能は搭載されていません。暗い場所や薄暗い環境でのタイピング時には、キー印字の視認性が低下します。カフェや夜間など、照明が十分でない場所で頻繁にキーボードを使用する方にとっては、やや不便を感じる可能性があります。バッテリー消費を抑えるための設計とも考えられますが、現代のモバイルキーボードとしてはバックライトがない点は惜しまれます。

本製品はマルチOSに対応しており、Windows、iOS、Androidなどで使用できますが、接続したOSを自動的に判別してキー配列やショートカットキーを最適化する機能は搭載されていません。キー印字はiOS準拠となっており、他のOSで使用する際は一部の特殊キーの位置や機能が異なる場合があります。慣れれば問題なく使用できますが、デバイスを切り替える際にOSごとに操作感を調整する必要があります。よりシームレスなOS間連携を求める場合は、OS自動認識機能を備えた製品が望ましいでしょう。

本製品はBluetoothによる無線接続専用であり、USBケーブルによる有線接続には対応していません。本体の充電はMicro-USBポート経由で行いますが、データ通信は行いません。バッテリーが完全に切れてしまった場合は、充電が完了するまでキーボードを使用することはできません。バッテリー残量を常に意識し、計画的に充電する必要があります。有線接続で安定性を確保したり、バッテリー切れ時も使用したい場合は、有線接続対応モデルを選ぶ必要があります。