Pioneer ネットワークCDレシーバー NC-50(S)

CDの音源をUSBに録音できる機能は、お気に入りのCDをデジタル化して保存したい場合に非常に便利です。特に、CDを頻繁に聴く方にとっては、手軽にデジタルライブラリを構築できる点が魅力です。ただし、録音形式や音質設定の自由度は高くありません。上位機種では、より高音質な録音や詳細な設定が可能ですが、NC-50(S)では手軽さを重視した設計となっています。ラジオの録音にも対応しているため、お気に入りのラジオ番組を録音して繰り返し聴くことができます。

Bluetooth接続機能は、スマートフォンやタブレット内の音楽を手軽にワイヤレス再生できるため、非常に便利です。ペアリングも簡単で、一度設定すればすぐに接続できます。ただし、Bluetoothのバージョンが4.1とやや古いため、最新のコーデックには対応していません。上位機種では、より高音質なaptX HDやLDACに対応していますが、NC-50(S)では標準的なSBCコーデックとなります。そのため、音質にこだわる方は有線接続を検討するのも良いでしょう。

CD連続再生機能は、複数のCDをセットしておけば、途中でCDを交換する手間なく音楽を聴けるので便利です。勉強中や作業中にBGMとして音楽を流したい時や、パーティーなどで長時間音楽を流したい場合に役立ちます。上位機種では、CDをセットできる枚数が多かったり、CD以外の音源と組み合わせて連続再生できたりしますが、NC-50(S)ではCDのみの対応となります。

オート選局機能は、ラジオの選局が苦手な方でも、簡単に放送局を探せる便利な機能です。特に、引っ越し先や旅行先など、初めて訪れる場所では、どの周波数でどの放送局が聴けるか分からないことが多いですが、この機能を使えばすぐに地元のラジオ局を見つけることができます。ただし、電波状況によっては、正しく選局できない場合もあります。上位機種では、より高感度なチューナーを搭載しており、選局精度が高いですが、NC-50(S)では標準的な性能となります。

音質調整機能は、自分の好みに合わせて音質を細かく調整できるので、音楽をより楽しめます。低音を強調したり、高音をクリアにしたりと、音楽のジャンルや気分に合わせて調整できます。ただし、調整できる項目は上位機種に比べて少ないため、より細かな調整を求める方には物足りないかもしれません。NC-50(S)では、プリセットされたいくつかのモードから選ぶか、低音と高音を調整する程度となります。

スリープタイマー機能は、就寝時に音楽を聴きながら眠る際に、タイマーを設定しておけば自動で電源が切れるので、消し忘れの心配がありません。安心して眠りにつけます。上位機種では、スリープタイマーに加えて、起床時に音楽を再生する機能や、曜日ごとに異なる設定ができる機能がありますが、NC-50(S)ではシンプルなスリープタイマーのみとなります。