iClever iClever Bluetooth キーボード IC-BK06

本製品は最大3台のデバイスとマルチペアリング可能です。PC、タブレット、スマートフォンなど、複数のBluetooth対応デバイスと事前にペアリング設定をしておけば、キーボード上のボタン操作で簡単に接続先を切り替えることができます。これにより、例えば自宅ではPC、外出先ではタブレットといった使い分けをする際に、接続の再設定をする手間が省け、スムーズに作業を開始できます。デバイス間の切り替えも比較的迅速に行われます。

本製品にはタッチパッドは搭載されていません。そのため、別途マウスやタッチ操作で画面上のポインターを操作する必要があります。主に文字入力に特化した設計となっており、携帯性を最大限に高めるためにタッチパッドが省略されています。カフェなどの限られたスペースでマウスを使いたくない場合や、マウス操作が必須の作業が多い場合は、この点が不便に感じられる可能性があります。

キーボード本体にスマートフォンやタブレットを立てかけるためのデバイススタンド機能は搭載されていません。デバイスを自立させて使用する場合は、別途スタンドを用意する必要があります。本体の薄型・軽量設計を優先した結果、スタンド機能は搭載されていませんが、これにより折りたたんだ際のコンパクトさが際立っています。

キーにバックライト機能は搭載されていません。暗い場所や薄暗いカフェなどで使用する場合、キーの印字が見えにくくなる可能性があります。十分な明るさのある環境で使用するか、手元を照らす照明が必要になります。バッテリー消費を抑え、本体価格を抑えるための仕様と考えられます。夜間の作業や、照明環境を選ばず使いたい場合は注意が必要です。

本製品はiOS、Android、Windows、macOSなど主要なOSに対応しており、接続したデバイスのOSを自動または手動で切り替えることで、それぞれのOSに合ったキー配列やショートカット機能を使用できるよう設計されています（※完全な自動認識かは不明瞭だが、仕様から推測）。ただし、US配列である点と、特定のAndroidバージョン（Android 12）や一部デバイスで互換性の問題が報告されている点には注意が必要です。基本的なOS間の切り替え操作は可能ですが、細部で意図しない挙動が発生する可能性も考慮しておく必要があります。

本製品はBluetoothによる無線接続にのみ対応しており、付属のUSBケーブルは充電専用です。バッテリーが切れた際にケーブルを接続してキーボードとして使用することはできません。完全にワイヤレスでの使用を前提とした設計です。電波干渉が気になる環境や、より安定した接続が必要な場合は、有線接続対応モデルを検討する必要があります。バッテリー残量には常に注意が必要です。