シュナイダーエレクトリック(APC) 無停電電源装置 UPS 1000VA/600W BR1000S-JP

停電発生時、バッテリーからの電力供給に自動で切り替わり、接続された機器の動作を維持します。これにより、作業中のデータ損失や機器の損傷を防ぐことが可能です。家庭やオフィスでの使用において、短時間の停電対策として非常に有効です。ただし、バックアップ時間は接続機器の消費電力に依存するため、事前に必要な電力を確認しておくことが重要です。また、長時間の停電には対応できないため、非常用電源としての過度な期待は避けるべきです。

雷サージ保護機能は、落雷時に発生する高電圧から接続機器を保護します。雷サージは、電子機器に深刻な損傷を与える可能性があり、この機能はそのリスクを軽減します。特に、雷が多い地域や電気配線が古い建物では、この機能が非常に重要になります。ただし、雷サージ保護は万能ではなく、直撃雷など非常に強力な雷サージには対応できない場合があります。そのため、過信せずに、他の雷対策と併用することが推奨されます。

LCD画面やLEDインジケーターを通じて、バッテリーの残量やUPSの状態を視覚的に表示します。これにより、停電時にどのくらいの時間機器を稼働させられるかを把握し、計画的なシャットダウンやデータ保存を行うことができます。また、バッテリーの交換時期や異常を知らせる機能も搭載されている場合があります。ただし、表示される情報はあくまで目安であり、実際のバックアップ時間は接続機器の消費電力やバッテリーの状態によって変動する可能性があります。

バッテリーの劣化状況を監視し、交換時期が近づくとユーザーに通知します。これにより、バッテリーの寿命を最大限に活用し、UPSの性能を維持することができます。通知方法は、LED表示や音によるアラート、専用ソフトウェアを通じた通知などがあります。バッテリーの交換時期を把握しておくことで、停電時にUPSが正常に動作しないという事態を避けることができます。バッテリー交換はユーザー自身で行える場合と、メーカーに依頼する必要がある場合があります。

停電発生時に、接続されたPCを自動的にシャットダウンさせる機能です。専用のソフトウェア（PowerChute Personal版）をPCにインストールすることで、停電を検知し、データを安全に保存した上でシステムをシャットダウンさせることができます。これにより、停電によるデータ損失やシステム破損のリスクを軽減できます。ただし、この機能を利用するには、PCとUPSをUSBケーブルで接続し、ソフトウェアの設定を行う必要があります。また、対応OSやソフトウェアのバージョンに注意する必要があります。

商用電源の電圧変動を自動的に調整し、安定した電圧を接続機器に供給します。電圧が不安定な地域や、古い電気設備を使用している環境では、この機能が特に有効です。AVR機能により、電圧低下時には電圧を上げて、過電圧時には電圧を下げることで、機器の誤動作や故障を防ぎます。ただし、AVR機能は電圧を一定範囲内に調整するものであり、極端な電圧変動や停電そのものを解消するものではありません。