象印マホービン(ZOJIRUSHI) 圧力IH炊飯ジャー NP-IG18(XA)

内釜の素材や具体的な層構造に関する詳細な情報が公開されていません。スタッフレビューでは全体の「作りがしっかりしている」とのコメントはありますが、熱伝導率や蓄熱性に優れた特殊な素材・構造の釜を採用しているかは不明です。一般的な圧力IH用の内釜と考えられ、高級家庭用モデルに見られるような釜による味への寄与は限定的かもしれません。

白米の食感を「ふつう」「やわらかめ」「かため」「すしめし」の4通りに炊き分ける機能があります。業務用としての用途に合わせた最低限の炊き分けは可能ですが、家庭用高級モデルに多い銘柄別炊き分けや健康米（玄米、雑穀米）の多様なメニュー、細かい食感調整といった機能は備わっていません。炊飯できる種類やバリエーションは限定的です。

自動クリーニング機能などはなく、お手入れは基本的に手作業となります。内釜や内蓋などの主要パーツは取り外して洗浄できると考えられますが、圧力IHならではのパッキン周りなど、構造上やや手間がかかる部分がある可能性もあります。業務用設計のため堅牢性は期待できますが、家庭用モデルのような手軽な清潔機能は期待できません。

業務用モデルのため、デザインはシンプルで機能性を重視しています。最新の家庭用モデルのような大型カラー液晶やタッチパネルなどはなく、基本的なボタン操作となると思われます。スタッフレビューでは「デザイン的には新しいとは言えませんが」「作りはしっかり」と述べられており、堅牢性は高いものの、操作性や表示の見やすさは標準的か、やや年代を感じさせる可能性もあります。

7万円台後半の価格帯であり、家庭用としては高価な部類に入ります。しかし、本製品の最大の価値は「連続炊飯OK」という業務用ならではの機能と堅牢な作りです。一般的な家庭で単発の炊飯に使うだけなら、この価格でこの機能セットはコストパフォーマンスが高いとは言えません。連続炊飯が必要な小規模飲食店や大家族など、特定のニーズに合致する場合は、価格に見合う価値を見出せる可能性があります。