山本電気 MICHIBA KITCHEN PRODUCT マスターカット MB-MM56SL シルバー

一度に調理できる容量は、ハンバーグで最大500g、ジュースで最大500mlです。これは一般的な家庭用フードプロセッサーとしては標準的かやや小さめの容量であり、少量の調理や一人暮らし、二人暮らしには十分ですが、家族が多い場合や一度に大量の下ごしらえ、作り置きをしたい場合には容量不足を感じる可能性があります。スタッフレビューでも容量の小ささを指摘する声がありました。

きざむ、まぜる、する、くだく、あわだてる、こねる、ひく（ブレード）、おろす（グレーダー）の1台8役に対応しています。特にグレーダーによるおろし機能や、ブレードによる生地こね、コーヒー豆挽き（ひく）機能は便利です。一方、最上位機種に搭載されているようなスライスや千切り用のディスクアタッチメントは付属していません。多様な調理法に対応できますが、ディスク系アタッチメントが必要な方には別途検討が必要です。

ワークボウルは丈夫で衛生的なステンレス製です。ブレードを外せばそのまま調理用ボウルとしても使用でき、使用後のお手入れは中性洗剤とスポンジで洗うことが推奨されています。スタッフレビューでは『ステンレスボールがとても良い』『洗いやすい』と評価されており、比較的容易に手入れできる設計です。食洗機対応については記載がありませんが、手洗いでの負担は少ないようです。

本体サイズは幅21cm、奥行き16cm、高さ25cm、重量は約3.1kgです。キッチンカウンターに置いてもそれほど場所を取らないサイズ感です。付属アタッチメントはブレードとグレーダーが中心で、最上位機種のようなディスク類がないため、アタッチメント自体の収納スペースは比較的少なくて済みます。一般的な家庭のキッチンに馴染みやすいサイズと言えます。

山本電気は長年の実績を持つ日本の家電メーカーです。品質には一定の信頼性がありますが、パナソニックのような大手メーカーと比較すると、アフターサポート体制や製品の安定性において差がある可能性があります。メーカー保証は購入日より1年間付属しています。スタッフレビューの中には、まれに初期不良と思われる報告も見られました。

価格は最上位機種よりも抑えられていますが、無段階速度調節機能や、液体、粘性、固い食材に対応できるなど、独自の強みを持っています。容量が小さめである点や、一部の一般的なアタッチメント（スライス・千切り）がない点は価格相応と言えますが、特定の調理目的（長芋おろしやジェラート作り、粘性食材処理など）に合致する方にとっては、その機能性と価格のバランスが良いと感じられるでしょう。安全性に関する明確な記載が不足している点は考慮が必要です。