JVCケンウッド EX-S55-T

本製品は、CD、FM/AMラジオ、AUX入力からの音源をUSBフラッシュメモリーにMP3形式（128kbps/192kbps）で録音する機能を搭載しています。これにより、お気に入りのCDやラジオ番組を手軽にデジタル化し、USBメモリで持ち運んだり、PCで管理したりすることが可能です。曜日指定ができるタイマー録音にも対応しており、聴き逃したくないラジオ番組などを自動で録音できるため、非常に便利です。手軽に音源をデジタル保存したい方にとって、この機能は大きなメリットとなります。

Bluetooth Ver.2.1+EDR規格に対応しており、スマートフォンやタブレットなどの対応機器とワイヤレスで接続し、音楽を再生できます。NFC機能も搭載しているため、対応機器であればワンタッチで簡単にペアリングが完了し、手軽にワイヤレス再生を開始できます。ただし、スタッフレビューには「間に障害物（人やソファなど厚みのある物）があると音が途切れる」「スマホが音源の場合、通信中（ネットやメール受信なども）に途切れがち」という指摘があり、Bluetoothの接続安定性には環境による影響がある可能性があります。

本製品には、複数のCDをセットして連続再生する機能（CDチェンジャー機能など）は搭載されていません。CDは1枚ずつセットして再生する形式となります。そのため、長時間にわたってCDを連続で再生したい場合や、複数のCDを頻繁に切り替えて聴きたい場合には、手動でのCD交換が必要となります。BGMとして長時間音楽を流したい場合などは、USBメモリやBluetooth接続による再生を活用することをおすすめします。

FM（ワイドFM対応）およびAMチューナーを搭載しており、ラジオ放送を受信できます。詳細なオート選局機能の記載はありませんが、一般的なミニコンポとして、自動で放送局をスキャンし、プリセット登録する機能は備わっていると考えられます。スタッフレビューでも「ラジオの感度と音質が良い」と評価されており、快適にラジオを楽しむことができるでしょう。手動での周波数合わせが苦手な方でも、簡単に目的の放送局を見つけることが可能です。

本製品の音質調整機能に関する具体的な記載はありません。低音や高音の強調、プリセットイコライザーなどの機能の有無は不明です。スタッフレビューでは、ハイレゾ音源では高音質であるものの、標準音源のCDでは「平坦な音」と感じるという意見もあり、細かな音質調整を求めるユーザーには物足りなさを感じる可能性があります。音楽ジャンルや個人の好みに合わせて音質をカスタマイズしたい場合は、外部のイコライザーなどを検討する必要があるかもしれません。

スリープタイマー機能を搭載しており、設定した時間が経過すると自動的に電源がオフになります。就寝前に音楽を聴きながら眠りたい場合や、電源の消し忘れを防ぎたい場合に便利な機能です。また、タイマー再生やタイマー録音機能も備わっているため、目覚まし代わりに音楽を流したり、特定の時間にラジオ番組を録音したりと、生活スタイルに合わせて活用することができます。