BOYA BY-MM1 カーディオイドマイクロフォン

カーディオイド指向性により、狙った音源の方向からの音声を強調し、周囲の不要な音を抑制します。これにより、インタビューや動画撮影時に被写体の声をクリアに収録するのに役立ちます。ただし、スーパーカーディオイドなどのより狭い指向性を持つ上位機種と比較すると、音源の特定やノイズ除去の精度はやや劣る可能性があります。価格を考慮すれば十分な性能です。

価格帯を考慮すると、クリアで聞き取りやすい音声を提供します。人の声の帯域を中心に拾いやすく、動画撮影での音声品質向上に貢献します。ただし、高音質を追求するプロフェッショナル向けのマイクと比較すると、周波数特性の広がりや自然さ、ディテール表現においては差が見られます。あくまで入門用として割り切る必要があります。

S/N比76dBは、この価格帯のマイクとしては良好な部類です。しかし、極端に静かな環境での録音や、非常に小さな音を拾う場合には、上位機種と比較してセルフノイズが目立つ可能性があります。また、一部のユーザーレビューでは接続不良やノイズに関する問題も報告されており、個体差や使用環境によっては期待通りの性能が得られない場合がある点に注意が必要です。

金属製ボディを採用しており、価格の割に堅牢な作りです。コンパクトで軽量（60g）なため、持ち運びやカメラへの装着も容易です。ただし、精密機器であるため、過度な衝撃や落下には注意が必要です。一部のレビューでは破損の報告もあり、耐久性については過信せず、丁寧な取り扱いが推奨されます。

主に接続するデバイス（カメラ、スマートフォンなど）からのプラグインパワーで動作します。別途電池を必要としないため、手軽に使用できます。ただし、一部のデバイスでは十分な電源供給が得られない場合や、デバイス側のバッテリー消費が増加する可能性があります。上位機種に見られるUSB-C給電や長時間のバッテリー駆動といった機能はありません。

3.5mm TRSおよびTRRSケーブルが付属しており、カメラ、スマートフォン、パソコンなど幅広いデバイスに対応します。これは多くのユーザーにとって便利です。しかし、一部のAndroidスマートフォンでは互換性の問題が発生する可能性があり、使用には注意が必要です。上位機種のようなUSB接続やXLR接続といった多様な端子はありません。

1280円という非常に手頃な価格設定は最大の魅力です。この価格で外部マイクとしての基本的な性能（指向性、音質向上）を提供しており、コストパフォーマンスは極めて高いと言えます。ただし、機能や性能面では上位機種に劣るため、価格に見合った性能であると理解することが重要です。