ソニー(SONY) ソニー コンデンサーマイク ハイレゾ対応 サイドアドレス型 日本製 3指向性対応 2wayカプセル機構 C-100

C-100は、単一指向性、全指向性、双指向性の3つの指向性を切り替えることができます。単一指向性では、マイクの正面からの音を最も敏感に捉え、周囲のノイズを低減します。全指向性では、マイクの全方向からの音を均等に捉え、部屋全体の雰囲気を録音するのに適しています。双指向性では、マイクの正面と背面からの音を捉え、側面からの音を遮断します。ボーカルデュエットの録音などに使用できます。指向性の切り替えは、録音する音源や環境に合わせて最適な音質を得るために非常に有効です。

C-100には、ローカットフィルターが搭載されています。これは、特定の周波数以下の低音域をカットする機能で、空調や空調機器のノイズ、床の振動など、不要な低周波ノイズを軽減し、よりクリアな音質で録音できます。ボーカル録音時にポップノイズを抑えたり、楽器の音をよりクリアに際立たせたりする効果があります。特に宅録では、外部ノイズの影響を受けやすいため、ローカットフィルターは非常に役立ちます。

C-100には、パッドスイッチが搭載されています。これは、入力音圧レベルを減衰させる機能で、大音量の楽器やボーカルを録音する際に、マイクの過大入力を防ぎ、音の歪みを抑えることができます。ギターアンプやドラムなど、音圧の高い音源を録音する際に特に有効です。パッドを使用することで、マイクのダイナミックレンジを最大限に活用し、クリアで自然な音質を維持することができます。

C-100には、ショックマウントは内蔵されていません。外部からの振動を軽減するためには、別途ショックマウントを用意する必要があります。特に、床からの振動や、マイクスタンドへの接触によるノイズを軽減するために、ショックマウントの使用を推奨します。ショックマウントを使用することで、よりクリアで安定した音質での録音が可能になります。

C-100は、新開発の2ウェイカプセル構成を採用しています。高域用と低域用にそれぞれ専用のマイクカプセルを使用することで、広帯域での高音質を実現しています。高域用のカプセルでは、振動膜の薄膜・軽量化と背面電極板の音響インピーダンスの低減により50kHzまで高い再現性を実現しています。低域用のカプセルでは、バックプレートの音響インピーダンスの低減により、高感度化を実現しています。これらの専用設計カプセルにより、C-100は、クリアで自然な音質を実現しています。

C-100は、アナログ出力のみに対応しています。デジタル出力を使用する場合は、別途オーディオインターフェースなどを使用する必要があります。C-100はXLR端子から出力されるアナログ信号を、オーディオインターフェースでデジタル信号に変換し、PCなどに取り込みます。デジタル出力機能がないため、高音質でのデジタル録音を行うためには、オーディオインターフェースの品質が重要になります。