Austrian Audio OC18 Studio Set

OC18は単一指向性のみに対応しており、指向性を変更する機能はありません。単一指向性マイクは、マイクの正面からの音を最も良く拾い、周囲の音を遮断するため、ボーカルや楽器の録音に最適です。周囲のノイズを抑え、目的の音源をクリアに録音できます。インタビューやナレーション収録など、特定の音源をfocusして収録したい場合に有効です。

OC18にはハイパスフィルター機能が搭載されています。低音域のノイズをカットし、よりクリアな音質で録音できます。ハイパスフィルターは、空調や空調機器のノイズ、床の振動など、不要な低周波ノイズを軽減するのに役立ちます。ボーカル録音時にポップノイズを抑えたり、楽器の音をよりクリアに際立たせたりする効果があります。

OC18にはPAD（アッテネーター）機能が搭載されています。PAD機能は、大音量の音源を録音する際に、マイクの過大入力を防ぎ、音の歪みを抑えることができます。ギターアンプやドラムなど、音圧の高い音源を録音する際に特に有効です。PADを使用することで、クリアで歪みのない録音が可能になります。

OC18にはショックマウントは内蔵されていません。外部からの振動を軽減するためには、別途ショックマウントを使用する必要があります。ショックマウントを使用することで、床やマイクスタンドからの振動がマイクに伝わりにくくなり、よりクリアな音質での録音をサポートします。特に、スタジオでのレコーディングや、振動が多い環境での使用には、ショックマウントの使用を推奨します。

OC18は、CKR6シングル・セラミック・カプセルを搭載しています。このカプセルは、伝説的なCK12カプセルと同じクリティカル・ディメンションでデザインされており、OC18のために最適化されています。ハンドメイドで製造され、厳格な品質管理のもとで選別されています。カプセルをサスペンション構造でマウントすることでタッチノイズにも強い設計となっています。

OC18は、デジタル出力には対応していません。XLR端子からアナログ信号を出力します。デジタル出力を使用する場合は、別途オーディオインターフェースなどを使用する必要があります。XLR端子から出力されるアナログ信号を、オーディオインターフェースでデジタル信号に変換し、PCなどに取り込みます。高品質なアナログ-デジタル変換を行うことで、OC18のポテンシャルを最大限に引き出すことができます。