ちゃいなび パルスオキシメーター MD300CN350

SpO2（血中酸素飽和度）と脈拍数を測定し、リアルタイムで表示します。日々の健康管理には必要十分な機能で、自身の状態を把握するのに役立ちます。特に、呼吸器系の疾患を持つ方や、日々の体調管理を意識している方にとって、重要な指標を手軽にチェックできるのは大きな利点です。測定範囲はSpO2が70～100%、脈拍数が25～250bpmと、一般的な使用には十分な範囲をカバーしています。

この製品にはデータ記録機能は搭載されていません。日々の測定データを記録して長期的な変化を追跡したい場合には、別途記録する必要があります。例えば、スマートフォンのメモ機能や、健康管理アプリを利用して手動で記録する方法が考えられます。データ記録機能が必要な場合は、他の機種を検討する必要があります。

アラーム機能は搭載されていません。測定値が異常値を示した場合でも、音や光で知らせる機能はないため、常に画面を確認する必要があります。特に、睡眠中のSpO2低下などを検知したい場合には、アラーム機能付きの機種を選ぶことをおすすめします。ただし、アラーム機能がない分、操作はシンプルで高齢者にも使いやすいというメリットもあります。

測定結果に応じて画面の色が変わるカラー表示機能はありません。SpO2や脈拍数の数値は画面に表示されますが、正常値からの逸脱を視覚的に判断することはできません。そのため、測定値を確認する際には、自分で正常範囲を把握しておく必要があります。しかし、有機EL画面は見やすく、暗い場所でも測定値を容易に確認できます。

指を挿入するだけで自動的に測定が開始される機能はありません。電源ボタンを押して測定を開始する必要があります。しかし、操作は簡単で、電源ボタンを押すだけで測定が開始されます。高齢者や機械操作が苦手な方でも、比較的簡単に使用できます。測定時間は約8秒と短く、すぐに結果を知ることができます。

Bluetoothなどの無線通信機能は搭載されていません。測定データをスマートフォンやタブレットに転送して管理することはできません。データの記録や管理は手動で行う必要があります。しかし、シンプルな機能に絞られているため、操作は簡単で、高齢者にも使いやすいというメリットがあります。必要な機能が限られている方には、十分な製品と言えるでしょう。