Meross スマートプラグミニ MSS110

MerossアプリまたはAppleホームアプリを使用して、スマートフォンから接続した家電の電源をON/OFFできます。これにより、外出先からの消し忘れ確認や帰宅前の準備が可能になります。ネットワーク経由での操作なので、自宅にWi-Fi環境が必要です。シンプルなインターフェースで直感的に操作できますが、アプリ自体の安定性やネットワーク環境によっては反応が遅れる場合もあります。基本的な遠隔操作としては十分な機能を備えています。

Merossアプリ内で設定した時間や曜日、日の出・日の入りに合わせて自動で電源をON/OFFできます。これにより、毎日の照明の点灯や、季節家電の自動制御などが可能になり、生活リズムを整えたり防犯対策に役立てたりできます。複数のタイマーを設定したり、繰り返しの設定も可能です。時間設定は分単位で細かく行えるため、特定の家電を指定した時間に確実に操作したい場合に便利です。

この製品には、接続した家電製品のリアルタイムの消費電力や積算電力量を計測・表示する機能は搭載されていません。単に電源のON/OFFを制御する機能に特化しています。そのため、家電ごとの電気代を把握したり、電力使用量の推移をモニタリングして節電目標を設定したりといった用途には使用できません。消費電力の可視化を重視する場合は、電力計測機能付きのモデルを選択する必要があります。

Apple HomeKit（Siri）、Amazon Alexa、Google Homeといった主要なスマートスピーカーや音声アシスタントに対応しています。「〇〇（スマートスピーカー名）、電気をつけて」といった簡単な音声コマンドで家電のON/OFF操作が可能です。手が離せない状況やベッドの中からでも家電を操作できるため非常に便利です。各音声アシスタントの設定アプリとの連携が必要ですが、一度設定すればスムーズに音声での操作が可能になります。

複数のMerossスマートプラグや他のMeross製デバイスをまとめて一つのグループとして扱い、一括でON/OFFするといった操作を行うグループ化機能は、本製品単体では対応していないようです。複数のスマートプラグを設置した場合でも、それぞれのプラグを個別に操作する必要があります。リビング全体の照明を一斉に消す、といった使い方をしたい場合は、この機能に対応した上位モデルや別のシステムを検討する必要があります。

スマートフォンの位置情報を利用して、自宅から離れたり自宅に近づいたりした際に自動で家電のON/OFFを行うような位置情報連動（ジオフェンシング）機能は、この製品には搭載されていません。基本的なタイマー、スケジュール、手動での遠隔操作が主な機能となります。帰宅に合わせて自動で照明を点けたいなどの用途には、別途位置情報連携に対応したスマートホームハブやサービスとの連携、または対応機能を持つ上位モデルが必要です。