Soundcore Anker Soundcore Life Q30【第2世代】

Anker独自のウルトラノイズキャンセリング機能を搭載しており、環境に合わせて3つのモード（交通機関、屋外、屋内）を選択できます。これにより、様々な場所で最適なノイズキャンセリング効果を得ることが可能です。ノイズキャンセリングの強度は上位機種に比べてやや劣るものの、日常的な使用においては十分な性能を発揮します。特に、電車やバスなどの騒音を軽減する効果は高く、音楽への没入感を高めることができます。専用アプリでノイズキャンセリングモードをカスタマイズできる点も魅力です。ただし、AUXケーブル接続時にはノイズキャンセリング機能は使用できません。上位機種のようなアダプティブノイズキャンセリング機能はありません。

本製品にはタッチ操作機能は搭載されていません。代わりに、イヤーカップに物理ボタンが配置されており、音量調整、再生/停止、曲送り/曲戻し、通話応答などの操作を行います。タッチ操作に慣れているユーザーにとっては操作感が異なる可能性がありますが、物理ボタンは誤操作が少なく、確実な操作が可能です。ボタンの位置や機能は、慣れることで直感的に操作できるようになります。上位機種ではタッチ操作が可能なモデルもありますが、誤操作を防ぐためには物理ボタンの方が優れているという意見もあります。

本製品には装着検出機能は搭載されていません。ヘッドホンを外しても音楽は自動的に停止しませんので、一時停止ボタンを押すか、接続しているデバイスで操作する必要があります。上位機種には装着検出機能が搭載されているモデルもありますが、本製品ではコストを抑えるために省略されています。装着検出機能がないため、ヘッドホンを外した際にバッテリーを無駄に消費してしまう可能性がありますので、注意が必要です。

ヘッドホンの右イヤーカップのパネルを1秒間タッチすることで、外音取り込みモードに切り替えることができます。これにより、ヘッドホンを装着したまま周囲の音を聞き取ることが可能です。音楽を聴きながらアナウンスや会話を聞きたい場合に便利です。上位機種に比べると外音取り込みの自然さはやや劣りますが、実用的なレベルで周囲の音を聞き取ることができます。外音取り込みモードの音量は調整できません。また、AUXケーブル接続時には外音取り込み機能は使用できません。

本製品はマルチポイント接続に対応しており、同時に2台のデバイスと接続することができます。例えば、スマートフォンで音楽を聴きながら、PCからの着信に応答することができます。デバイスを切り替える手間が省けるため、非常に便利です。上位機種でもマルチポイント接続に対応しているモデルが多いですが、本製品は同価格帯の製品と比較してもアドバンテージがあります。マルチポイント接続の設定は、Soundcoreアプリで行います。

イヤーカップを内側に折りたたむことができるため、コンパクトに収納できます。持ち運び時に場所を取らず、バッグに入れても邪魔になりません。専用のトラベルケースも付属しており、ヘッドホンを保護しながら持ち運ぶことができます。上位機種でも折りたたみ機能を搭載しているモデルが多いですが、本製品はコンパクトさと携帯性のバランスが優れています。折りたたみ機構は耐久性があり、頻繁に折りたたんでも壊れにくい設計になっています。