RODE Microphones Wireless GO II WIGOII

Wireless GO IIはデュアルチャンネル対応で、2つの送信機からの音声を同時に受信できます。これにより、2人でのインタビューや対談を、それぞれの音声を個別に調整しながら録音できます。各チャンネルのゲイン調整も可能で、ポストプロダクションでの柔軟な対応が可能です。ステレオ/モノラル録音モードの切り替えもでき、用途に応じた最適な設定で使用できます。2人での収録を考えている方には、非常に便利な機能です。

Wireless GO IIは2.4GHzデジタル通信を採用しており、自動チャンネル設定機能を搭載しています。これにより、複雑な設定なしに、受信機と送信機が自動的に最適な周波数を選択し、安定した接続を維持します。特に、電波干渉が多い環境でも、混信を避けてクリアな音声を伝送できます。設定に手間をかけたくない初心者の方でも、すぐに使い始めることができます。

Wireless GO IIの伝送距離は約200m（見通し）ですが、範囲外警告機能については明記されていません。ただし、2.4GHzデジタル通信により、安定した接続を維持する設計となっています。万が一、接続が途切れる可能性がある場合は、事前にテストを行い、適切な距離で使用することをおすすめします。もし接続が不安定になる場合は、送信機と受信機の距離を近づけるか、障害物を取り除くことで改善される場合があります。

Wireless GO IIは、送信機側にゲインコントロール機能を搭載しています。専用アプリを使用することで、3段階のパッド（専用アプリを使用すれば10段階まで設定可）によるゲインコントロールが可能です。これにより、録音中に音声レベルが大きすぎたり小さすぎたりした場合でも、手元で簡単に調整できます。また、バックアップとして-20dBでセーフティチャンネルの録音も可能で、万が一の音割れにも対応できます。

Wireless GO IIには、受信機にヘッドホンを接続してリアルタイムでモニタリングする機能は搭載されていません。録音中の音声を確認するためには、別途モニター用の機器が必要です。録音後に音声を確認する手間はかかりますが、オンボードレコーディング機能により、万が一のトラブルにも対応できます。

Wireless GO IIには、ウィンドシールドが付属しており、風切り音などのノイズを低減する効果があります。また、送信機に内蔵されたマイクは全指向性ですが、クリアな音声を収録できるよう設計されています。ただし、非常に騒がしい環境では、別途ノイズキャンセリングマイクや、より高性能なウィンドシールドが必要となる場合があります。環境に応じて適切なアクセサリーを使用することで、よりクリアな音声を収録できます。