Logicool(ロジクール) ERGO K860 エルゴノミック スプリット キーボード

このキーボードにはバックライト機能は搭載されていません。そのため、暗い場所や夜間での作業時には、キーの視認性が低下する可能性があります。明るい環境での使用や、キーボードの印字を頼りにタイピングするユーザーにとっては問題ありませんが、暗所での作業が多い場合は、バックライト付きのモデルを検討することをお勧めします。

このキーボードは、Bluetoothと付属のUnifying USBレシーバーを使用して、複数のデバイス（PC、タブレットなど）とペアリングし、接続を切り替えることができます。これにより、複数のデバイスを効率的に使用したい場合に便利です。ただし、接続できるデバイスの数や切り替えの容易さは、一部の競合製品と比較して限定的である可能性があります。例えば、3台以上のデバイスを同時にペアリングして素早く切り替えるような高度なマルチタスクには、より特化した製品が適しているかもしれません。

このキーボードには、特定のキーに複数のキー操作やコマンドを割り当てて登録するマクロ機能は搭載されていません。そのため、複雑なショートカット操作を頻繁に使用するユーザーや、ゲームで特定のコマンドをワンタッチで実行したいユーザーにとっては、機能面で物足りなさを感じる可能性があります。基本的なタイピングや一般的なショートカット操作には十分対応できます。

キーボードの背面には、0度、4度、7度の3段階で角度を調整できるチルトレッグが搭載されています。これにより、ユーザーは自分の手の位置やタイピングスタイルに合わせて最適な角度を見つけることができ、手首や腕への負担を軽減し、より自然で快適なタイピング姿勢を維持することが可能になります。長時間の作業でも疲れにくさをサポートする重要な機能であり、エルゴノミクスキーボードとしての価値を高めています。

このキーボードには、音楽の再生・停止、音量調整などのメディアコントロール専用キーは搭載されていません。これらの操作を行うには、Fnキーとの組み合わせや、OSの標準機能を使用する必要があります。そのため、頻繁にメディア操作を行うユーザーにとっては、専用キーがあるモデルと比較して、操作の手間が増える可能性があります。ただし、基本的なタイピング機能は十分に備えています。

このキーボードには、液体がかかっても内部への浸水を防ぐ防滴機能は搭載されていません。デスク上で飲み物をこぼしたり、湿気の多い環境で使用したりする際には、故障の原因となる可能性があるため注意が必要です。万が一液体がかかってしまった場合は、速やかに電源を切り、専門家による点検を受けることをお勧めします。日常的な使用においては、液体への注意が必要です。

このキーボードは、エルゴノミクス設計と快適なタイピング体験を追求しており、「パーフェクト・ストロークキー」による滑らかで精確な打鍵感が特徴です。これにより、タイピング時の不快な音や振動が抑えられている可能性がありますが、製品が「静音スイッチ」を主要なセールスポイントとして明記しているわけではありません。そのため、極めて静かな環境での使用を最優先するユーザーは、実際の打鍵音を確認することをお勧めします。静音性を重視するなら、静音スイッチを謳う製品の方が確実です。