BOYA BY-XM6-S2

送信機のバッテリー持続時間は公称7時間とされており、一般的な撮影や収録であれば十分な時間です。ただし、長時間のイベントや撮影では、予備のバッテリーや充電環境を準備しておくことを推奨します。充電はUSB-Cケーブルで行い、比較的短時間で充電が完了します。しかし、充電には付属のUSB-Cケーブルを使用する必要があり、他のUSB-Cケーブルでは充電できない場合があるため注意が必要です。充電ケースは付属していませんが、USB-Cポートがあれば、モバイルバッテリーなどでも充電が可能です。バッテリー残量は、送信機と受信機のディスプレイで確認できます。バッテリー持続時間と充電時間については、日常的な使用では特に問題ないレベルと言えるでしょう。

セットアップは非常に簡単で、送信機と受信機の電源を入れるだけで自動的にペアリングされます。複雑な設定は必要なく、初心者でもすぐに使い始めることができます。操作性については、送信機と受信機にOLEDディスプレイが搭載されており、設定状態やバッテリー残量などを確認できます。しかし、ボタン数が少ないため、メニュー操作は少し煩雑に感じるかもしれません。携帯性については、小型で軽量なため、持ち運びには便利です。しかし、送信機と受信機の形状が似ていて、見分けにくいという欠点があります。また、受信機はクリップのみで固定するため、カメラに取り付ける場合は工夫が必要です。全体としては、操作に慣れれば使いやすい製品と言えるでしょう。

価格は20400円と、ワイヤレスマイクシステムとしては比較的安価です。2つの送信機と1つの受信機がセットになっており、すぐに使用できるため、コストパフォーマンスは高いと言えます。ただし、音質や接続の安定性など、性能面では最上位機種に劣る部分があるため、プロフェッショナルな用途には不向きです。しかし、Vlogやインタビューなど、一般的な用途であれば十分な性能を発揮します。したがって、予算を抑えつつワイヤレスマイクシステムを導入したい場合は、非常に有力な選択肢となるでしょう。コストパフォーマンスを重視する場合は、この製品はおすすめです。