東洋リビング 防湿庫 LD-120CDS2(B) オートクリーンドライ ブラック

庫内の現在の湿度は、扉上部のデジタルパネルに大きく表示されます。小数点以下まで表示されるため、庫内環境の微細な変化も正確に把握できます。これにより、設定湿度に対して適切に除湿が行われているか、また機材の出し入れなどで一時的に湿度が変化した場合の回復状況などを、常に確認することが可能です。アナログ表示と比べて数値が読みやすく、庫内の状態管理に役立ちます。

庫内の目標湿度は、20%RHから50%RHの間で1%刻みで細かく設定できます。保管する機材の種類（レンズ、カメラボディ、フィルムなど）や、設置場所の環境に合わせて最適な湿度範囲を選べます。例えば、一般的な機材保管には40～50%RH、カビを強力に抑制したい場合は30%RH台など、目的に合わせた設定が可能です。これにより、機材にとって最適な環境を維持できます。

扉を開けると自動的に庫内全体を明るく照らすLEDバーライトを搭載しています。非接触センサーに手をかざすことでもON/OFFが可能で、点灯後8分で自動消灯する機能も付いています。これにより、暗い場所でも機材の出し入れや確認が容易になり、目的のものをすぐに見つけられます。照明は明るく柔らかい光で、収納した機材をきれいに見せる効果もあります。

残念ながら、本モデルには庫内の湿度が必要以上に高くなった場合に音やランプで知らせる高湿度異常警報機能は搭載されていません。したがって、庫内湿度が適切に保たれているかを確認するには、定期的にデジタル表示を確認する必要があります。万が一、何らかの理由で湿度が高止まりしている場合は、早期に気づくためにもこまめなチェックが推奨されます。

東洋リビング独自の「オートクリーンドライ」方式を採用しているため、乾燥剤の交換や溜まった水の排水といった手間が一切かかりません。電源プラグをコンセントに差し込むだけで、電子ドライユニットが自動で庫内湿度を最適な状態に保ち続けます。これにより、設置後は特別なメンテナンスの必要がなく、ランニングコストも非常に低く抑えられるため、長期にわたって手間なく使用できます。

本モデルのガラス扉には、紫外線（UV）をカットする機能は搭載されていません。そのため、直射日光が当たる場所や、強力な紫外線を発する照明の近くに設置すると、庫内の機材が紫外線によって影響を受ける可能性があります（レンズのコーティング劣化やゴム部品の劣化など）。設置場所を選ぶ際は、日光や強い照明が直接当たらない場所を推奨します。