HP Z3700 758A9AA#UUF

本製品のDPIは1600に固定されており、ボタン操作などでDPIを調整する機能はありません。マウスのカーソル移動速度はOS側の設定で調整することになります。複数のDPI設定を切り替えて、用途に合わせてマウスの感度を素早く変更したいというニーズには対応できません。シンプルな操作性を好むユーザー向けと言えます。

本製品は光学式センサーを搭載しており、「マルチサーフェス センサー テクノロジー」により様々な表面でのトラッキングが可能とされていますが、センサーの種類自体をユーザーが切り替えたり、特定の表面に特化したセンサーモードを選択したりする機能はありません。センサー方式は固定されています。ガラス面など特殊な表面での使用については、別途マウスパッドなどが必要になる場合があります。

本製品は左右クリックボタンとスクロールホイールの、合計3つの標準的なボタンのみを搭載しています。これらのボタンに特定のショートカットや機能を割り当てるカスタマイズ機能はありません。Webページの「戻る」「進む」などの操作を行うためのサイドボタンなどもありませんので、ブラウザ操作や特定のアプリケーションで多用する機能をマウスボタンに割り当てたいユーザーには不向きです。

本製品はBluetooth 5.0+接続と、付属のUSB-Aドングルを使用した2.4GHz無線接続の両方に対応しています。マウス底面のスイッチで接続方式を簡単に切り替えることが可能です。Bluetooth接続はUSBポートを専有しないためノートPCやタブレットに適しており、2.4GHz接続はより安定した接続が期待できます。PC環境や用途に合わせて最適な接続方法を選べる点が大きな利点です。

製品情報にはパソコンの電源オン/オフと連動してマウスの電源が自動的に切り替わる機能についての記載はありません。マウスを使用しないときは、底面のスイッチで手動で電源をOFFにする必要があります。ただし、単三電池1本で最長16ヶ月という非常に長いバッテリー駆動時間を持つため、こまめに電源を切る必要性は低いと考えられます。電源の切り忘れによる電池消耗のリスクは少ないでしょう。

本製品にバッテリー残量をLEDランプなどで確認できる機能の記載はありません。電池の残量低下を事前に把握することは難しく、電池が完全に切れてから交換が必要になります。ただし、駆動時間が非常に長いため、突然電池切れになる頻度は少ないと考えられますが、予備の単三電池を用意しておくと安心です。