OM SYSTEM/オリンパス Tough TG-7 ﾌﾞﾗｯｸ

RAW記録機能により、撮影後の編集で画質劣化を最小限に抑えられます。露出や色温度などを細かく調整でき、作品作りにこだわりたい方におすすめです。風景写真やポートレートなど、あらゆるシーンでRAW記録を活用することで、よりクオリティの高い写真に仕上げることができます。特に、TG-7は水中撮影にも対応しているため、RAWで記録しておけば、後から色味を調整して、より鮮やかな水中写真を再現できます。ただし、RAW現像にはパソコンと編集ソフトが必要になります。

マニュアル露出機能を使えば、絞り、シャッタースピード、ISO感度を自由に設定でき、撮影者の意図を反映した写真表現が可能です。例えば、夜景撮影でシャッタースピードを長くして光跡を表現したり、背景をぼかして被写体を際立たせたりできます。TG-7の場合、水中モードと組み合わせることで、水中の光の状態に合わせて細かく露出を調整し、よりクリアな水中写真を撮影できます。露出を自分でコントロールすることで、よりクリエイティブな写真撮影を楽しめます。

外部ストロボ端子は搭載されていませんが、アクセサリーシューを利用して外付けストロボを使用できます。内蔵ストロボでは光量不足になりがちな水中撮影やマクロ撮影において、外部ストロボを使用することで、より明るく、より自然なライティングを実現できます。特に、TG-7はマクロ撮影に特化した機能が充実しているため、外部ストロボと組み合わせることで、肉眼では見えないミクロの世界を鮮やかに写し出すことができます。ただし、外部ストロボを使用するには、別途アクセサリーシューアダプターが必要になる場合があります。

NDフィルター内蔵機能は搭載されていませんが、別売りのレンズアダプターとNDフィルターを使用することで、同様の効果を得ることができます。NDフィルターを使用すると、晴天の日中でも絞りを開放にして背景をぼかしたり、シャッタースピードを遅くして水の流れを表現したりできます。動画撮影では、露出オーバーを防ぎ、滑らかな映像を撮影可能です。特に、TG-7は動画撮影にも対応しているため、NDフィルターを活用することで、より表現豊かな映像を撮影できます。

チルト液晶は搭載されていません。そのため、ハイアングルやローアングルからの撮影はやや難しくなります。しかし、TG-7は小型軽量で、比較的自由なアングルで構えやすいので、工夫次第で様々なアングルからの撮影を楽しめます。また、スマートフォンアプリと連携することで、ライブビュー撮影も可能です。高い位置や低い位置からでも、スマホの画面を見ながら構図を確認できるので、チルト液晶がないことをある程度カバーできます。

USB給電機能により、モバイルバッテリーやPCから充電できるため、外出先でもバッテリー残量を気にせずに撮影を楽しめます。長時間の撮影や動画撮影に最適です。TG-7は、水中撮影やアウトドアでの使用を想定しているため、予備バッテリーを持ち歩くのが難しい場合でも、USB給電で充電しながら撮影できるのは大きなメリットです。ただし、充電しながらの使用は、カメラ本体が熱くなる可能性があるため、注意が必要です。