Nakamichi Elite Five ANC

ANC（アクティブノイズキャンセリング）機能を搭載しており、周囲の騒音を低減して音楽への没入感を高めます。特に電車やバスなどの公共交通機関や、騒がしいカフェなどでの使用に効果的です。ただし、上位機種に比べるとノイズキャンセリング効果はやや劣る可能性があります。ANCをオンにすると音質が若干変化するというレビューも見られますので、気になる場合はオフにして使用するか、イコライザーで調整することをおすすめします。電源が入れない状態でもANC機能をオンにして使用できるのは便利です。

この製品にはタッチ操作機能は搭載されていません。物理ボタンでの操作となり、音量調整や曲の操作、通話応答などを行います。タッチ操作に慣れている方にとっては不便に感じるかもしれませんが、物理ボタンの方が誤操作が少ないというメリットもあります。特に、冬場に手袋を着用している場合や、運動中に汗で画面が濡れている場合など、タッチ操作がしづらい状況では物理ボタンの方が使いやすいでしょう。物理ボタンの位置や操作感は、購入前に確認しておくことをおすすめします。

装着検出機能は搭載されていません。ヘッドホンを外しても音楽は自動で一時停止しないため、手動で停止する必要があります。上位機種では、ヘッドホンを外すと自動的に音楽が停止し、再度装着すると再生が再開される便利な機能がありますが、この価格帯の製品では搭載されていないことが多いです。バッテリーの消費を抑えるために、使用しないときはこまめに電源を切るように心がけましょう。また、音楽を聴き終わった後も、再生ボタンが誤って押されていないか確認することをおすすめします。

外音取り込み機能は搭載されていません。ヘッドホンを装着したまま周囲の音を聞くことはできません。そのため、音楽を聴きながら周囲の状況を把握する必要がある場合は、注意が必要です。例えば、駅のホームや道路を歩く際には、音楽の音量を下げたり、片方のイヤーカップを外すなどして、周囲の音に注意を払いましょう。安全性を考慮すると、外音取り込み機能が搭載されている上位機種の購入も検討する価値があります。

マルチポイント接続に対応しており、2台のデバイスと同時に接続できます。例えば、PCで音楽を聴きながらスマートフォンからの着信に応答したり、タブレットで映画を観ながらスマートフォンの通知を確認したりできます。複数のデバイスを頻繁に切り替えて使用する方にとっては非常に便利な機能です。ただし、接続するデバイスの相性によっては、接続が不安定になる場合もあります。その場合は、一度ペアリングを解除してから再度ペアリングを試してみてください。

折りたたみ機能が搭載されており、コンパクトに収納できます。持ち運び時に場所を取らないため、通勤や通学、旅行などに便利です。折りたたみ機構の耐久性については、上位機種に比べるとやや劣る可能性がありますので、丁寧に扱うことをおすすめします。また、折りたたんだ状態で保管する際には、イヤーカップやヘッドバンドに圧力がかからないように注意しましょう。専用の収納ケースが付属しているので、活用することをおすすめします。