Keychron K1 Max

専用のメディアコントロールボタンやダイヤルは搭載されていません。QMK/VIAソフトウェアを通じてキーの再割り当てによりメディアコントロール機能を実現することは可能ですが、物理的な専用コントロールがないため、直感的な操作性には劣ります。ゲーム中や動画視聴中に素早く音量調整などを行いたい場合には、キーの組み合わせを覚えるか、ソフトウェアでの操作が必要になります。

アクチュエーションポイント調整機能は搭載されていません。ロープロファイルスイッチの特性として短いキーストロークが特徴ですが、個々のキーの反応位置をユーザーが細かく調整することはできません。これにより、特定のゲームやタイピングスタイルに合わせた微調整は行えません。より高度なカスタマイズを求めるゲーマーにとっては、この点が制限となる可能性があります。

RGBバックライトではなく、White LEDバックライトを搭載しています。14種類以上のバックライト設定と明るさ、エフェクトスピードの調整は可能ですが、キーごとの色変更や多彩なカラーアニメーションはできません。単色での表現に限定されます。キーボードの見た目をカラフルにカスタマイズしたいユーザーにとっては、物足りなく感じるかもしれません。

QMK/VIAプログラムに対応しており、Keychron Launcherウェブアプリを通じて各キーのカスタマイズやマクロの設定が可能です。これにより、ゲームで頻繁に使用する複雑なコマンドや、文章作成でよく使うフレーズなどを登録し、ワンタッチで実行できるため、作業効率を大幅に向上させることができます。直感的なドラッグ＆ドロップ操作で設定できるため、初心者でも比較的簡単にマクロを組むことが可能です。

USBパススルーやオーディオパススルー機能は搭載されていません。キーボード本体にUSBポートやオーディオジャックがないため、マウスやヘッドセットなどの周辺機器をキーボードに直接接続することはできません。デスク周りの配線をすっきりさせたい場合には、別途USBハブなどが必要になります。この機能がないことで、ケーブルマネジメントの自由度が若干制限されます。

キーボード本体の傾きを複数段階で調整できるチルト調整機能に関する具体的な記載はありません。一般的なキーボードのスタンドによる傾き調整は可能かもしれませんが、詳細な情報がないため、ユーザーの好みに合わせた細かな角度調整ができるかは不明です。長時間のタイピングにおいて、手首や腕の負担を軽減するために、角度調整の自由度は重要な要素となります。