SONY(ソニー) ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドホン WH-ULT900N

統合プロセッサーV1とデュアルノイズセンサーテクノロジーにより、高いノイズキャンセリング性能を実現しています。特に低音域でのノイズキャンセリング効果が高く、電車内や航空機内などの騒音環境下でもクリアな音楽体験が可能です。専用アプリ「Headphones Connect」を使用することで、ノイズキャンセリング効果の調整や、外音取り込みモードとの切り替えも可能です。ただし、最上位機種のWH-1000XM5と比較すると、高音域のノイズキャンセリング性能はやや劣る場合があります。周囲の音を完全に遮断するのではなく、あくまで音楽を快適に聴くためのサポート機能として捉えるのが良いでしょう。ノイズキャンセリング機能を最大限に活用するには、イヤーパッドがしっかりと密閉されていることが重要です。イヤーパッドの装着位置を調整したり、必要に応じて交換することで、より高いノイズキャンセリング効果を得られます。

ハウジング部に搭載されたタッチセンサーコントロールパネルにより、音楽の再生・停止、曲送り・曲戻し、音量調整、通話の受話・終話などの操作が可能です。指先で軽く触れるだけで操作できるため、スマートフォンを取り出す必要がなく、非常に便利です。ジェスチャー操作にも対応しており、例えば、音量調整は上下にスワイプ、曲送り・曲戻しは左右にスワイプすることで行えます。ただし、タッチ操作に慣れるまでは誤操作が発生しやすい点には注意が必要です。特に、冬場に手袋を着用している場合は、タッチセンサーが反応しにくいことがあります。また、タッチセンサーの感度調整機能はありません。より正確な操作を行うためには、指先を湿らせてから操作すると良いでしょう。

ヘッドホンを装着しているかどうかを検知する装着検出機能が搭載されています。ヘッドホンを外すと自動的に音楽が一時停止し、再び装着すると自動的に再生が再開されます。これにより、音楽を聴き逃すことがなく、バッテリーの消費も抑えられます。装着検出機能は、イヤーカップの内側に搭載されたセンサーによって実現されています。センサーが皮膚に触れているかどうかを検知することで、装着状態を判断します。ただし、髪の毛がセンサーに触れている場合や、ヘッドホンの装着位置がずれている場合は、正しく機能しないことがあります。また、装着検出機能のON/OFFを切り替えることはできません。常に有効になっているため、意図せず音楽が停止してしまう可能性がある点には注意が必要です。

ヘッドホンを装着したまま、周囲の音を取り込むことができる外音取り込み機能が搭載されています。音楽を聴きながらでも、周囲の状況を把握できるため、安全に配慮しながら音楽を楽しめます。外音取り込み機能には、「ボイスフォーカス」モードも搭載されており、周囲の音を取り込みながらもノイズを低減し、人の声やアナウンス音だけを聞きやすくすることができます。これにより、駅のホームやコンビニなど、周囲の音に注意を払いたい場面でも安心して使用できます。外音取り込み機能は、専用アプリ「Headphones Connect」からON/OFFを切り替えることができます。また、外音取り込みのレベル調整も可能です。ただし、外音取り込み機能をONにすると、バッテリーの消費が早くなる点には注意が必要です。

2台の機器と同時に接続できるマルチポイント接続に対応しています。例えば、スマートフォンで音楽を聴きながら、PCからの着信に応答することができます。これにより、機器を切り替える手間が省け、非常に便利です。マルチポイント接続は、Bluetooth接続によって実現されています。2台の機器をそれぞれヘッドホンとペアリングすることで、同時に接続することができます。ただし、マルチポイント接続を使用するには、事前に設定が必要です。専用アプリ「Headphones Connect」を使用し、マルチポイント接続を有効にする必要があります。また、一部の機器では、マルチポイント接続に対応していない場合があります。事前に機器の仕様を確認しておきましょう。

このヘッドホンには折りたたみ機能は搭載されていません。そのため、コンパクトに収納することはできません。持ち運びの際には、ある程度のスペースが必要となる点に注意が必要です。しかし、イヤーカップが内側に回転するため、フラットな状態での持ち運びは可能です。これにより、バッグの中での収まりが良くなり、持ち運びやすさが向上します。ヘッドホンを保護するために、専用のキャリングケースを使用することをおすすめします。キャリングケースを使用することで、ヘッドホンを傷や衝撃から守ることができます。また、ケーブルや付属品なども一緒に収納できるため、整理整頓にも役立ちます。