NEEWER ガンマイク 外付けマイク プラグ&プレイ USB C出力 KM17

このマイクは内蔵バッテリーを搭載していません。接続するスマートフォンやパソコンからUSB Type-Cケーブル経由で電源供給を受けて動作します。そのため、マイク単体での動作や、外部電源が全くない場所での長時間使用はできません。ただし、接続機器から電源を取る方式は、別途電池を用意したり充電したりする手間がないという利点もあります。特にUSB Type-Cポートを持つ最新のスマホやPCとの連携がスムーズです。バッテリー残量の心配は接続機器側に依存します。

このマイクはUSB Type-C端子を備えており、接続機器（スマートフォンやパソコン）からのUSBバスパワー供給を受けて動作します。つまり、USB給電によってマイクが動くため、内蔵バッテリーがなくてもケーブル一本で手軽に電源を確保できます。これにより、USB Type-Cポートを持つ機器と組み合わせれば、場所を選ばずに録音可能です。モバイルバッテリーなどからも給電できる場合が多く、長時間の使用にも対応しやすいと言えます。ただし、USB給電はあくまでマイクの動作電源であり、スマホなどに給電する機能ではありません。

このマイクには3.5mmのヘッドホン出力端子が搭載されています。これにより、録音中にリアルタイムで自分の声や周囲の音がどのようにマイクで拾われているかを確認できます。マイクが正しく機能しているか、音量レベルが適切か、ノイズが入っていないかなどをその場でチェックできるため、録音の失敗を防ぎ、高品質な音声を得るために非常に重要な機能です。特にVlog撮影など、映像と同時に音声を収録する際に、音声の状態を確認しながら進行できるのは大きな利点です。

このマイクには、マイクが拾う音の入力レベル（ゲイン）を手動で調整する機能は搭載されていません。接続した機器側で調整を行う必要があります。音源の種類（ささやき声から大音量の楽器まで）や、話者との距離、周囲の環境音などに応じてマイクの感度を細かく変えたい場合には、この機能がないと対応が難しい場合があります。音割れ（クリッピング）を防ぐためのPADスイッチなども見当たりません。基本的にマイクの感度は固定で、接続機器の入力レベル設定に頼ることになります。

このマイクには、空調音や風切り音などの低周波ノイズをカットするためのローカットフィルター（ハイパスフィルター）機能は搭載されていません。「ワンタッチでの騒音低減」機能はありますが、これが具体的な周波数帯域をカットするローカットフィルターとは異なる可能性があります。そのため、不要な低音域のノイズが録音されてしまう可能性があります。特に屋外や騒がしい室内での使用時には、これらのノイズが入り込みやすく、クリアな音声を得るためには後から編集で処理する必要が出てくるかもしれません。

このマイクは高感度カーディオイド指向性のみに特化した設計です。カーディオイド（単一指向性）はマイクの正面からの音を最もよく拾い、横や後ろからの音を拾いにくい特性です。この指向性によって、特定の方向からの音源（例えば話者の声）を狙って録音するのに適しています。しかし、複数人での対談や周囲の環境音全体を拾いたい場合などに便利な無指向性や双指向性への切り替え機能はありません。特定の音源を狙う単一用途に限定されるため、多目的な使用には向きません。