エペイオス(Epeios) フードプロセッサー

本製品には、スライスや千切り用のブレードやディスクは付属していません。そのため、野菜を均一な厚さにスライスしたり、細い千切りにしたりする作業はできません。これは、上位モデルや多機能なフードプロセッサーに搭載されていることが多い機能であり、サラダの準備や炒め物の下ごしらえなどでこの機能を活用したい方にとっては、本製品は適しません。手作業で行う必要があります。

両面仕様のおろしプレートが付属しており、大根や生姜などをおろすことが可能です。表裏で粗さを使い分けられる利点があります。ただし、スタッフレビューには「全く役に立たない」「細かさに不満」といった意見も見られ、特に硬い食材やある程度の量をおろす際には、期待通りの仕上がりにならない、または手作業の方が早いと感じる場合があるようです。補助的な機能として考えた方が良いかもしれません。

取扱説明や商品情報には、容器や蓋が正しくセットされないと動作しないといった安全ロック（インターロック）に関する記載が見られません。多くのフードプロセッサーに搭載されている安全機能がない可能性が高く、操作中に誤って蓋を開けてしまったり、正しくセットされていない状態で運転したりすることによる危険性があります。使用時は、特に安全に十分配慮する必要があります。

メインユニット（本体）以外の、食材が直接触れるボウルやブレード、各プレートは、分解して食器洗い乾燥機に入れることができます。これにより、手洗いする手間が省け、毎日の使用後のお手入れが非常に楽になります。特にガラスボウルは衛生的で、においや色移りの心配も少ないため、カレーやニンニクなどを使う料理の後でも安心して洗えます。後片付けの負担を軽減したい方におすすめです。

本製品の操作は基本的にボタンを押している間だけ動作するオン/オフ仕様であり、断続的に運転して食材の刻み加減を細かく調整する「パルス運転」に特化した機能は搭載されていません。刻み加減を調整したい場合は、手動でボタンを短く押したり離したりする必要があります。上位モデルにあるような、より precise な仕上がりを求める際には、この機能がないことが影響する場合があります。

ブレードの回転速度を複数段階に切り替えたり、調整したりする機能は搭載されていません。常に一定の速度で運転します。これにより操作はシンプルになりますが、硬い食材をパワフルに処理したい場合や、柔らかいものを優しく混ぜたい場合など、食材の種類や調理の目的に合わせて速度を使い分けたい場合には、不便を感じる可能性があります。様々な食材に対応できる柔軟性は低めです。

本体とボウル、ブレード、プレート類は簡単に分離できるよう設計されています。工具などは一切不要で、使用後に素早く分解できるため、食材の残りやすい細部までしっかりと手洗いすることが可能です。食器洗い乾燥機対応と合わせて、お手入れのしやすさが大きなメリットです。日常的に使用する上で、この手軽な分解・洗浄性は清潔を保つ上で非常に重要です。