GeeekPi N21 RPI5 用デュアル 2280 NVMe ベース RPi5 用デュアル NVME ベース プレート EP-0231

本製品はRaspberry Pi 5の公式機能を利用し、接続したNVMe SSDからのOS起動に対応していると考えられます（ただしファームウェア更新が必要との記載があります）。これにより、microSDカードからの起動と比較して大幅な高速化が期待できます。しかし、スタッフレビューでは長時間の連続稼働における不安定性が報告されており、起動ドライブとしての信頼性は不確かです。安定したシステム運用を目的とする場合は、この機能を主たる起動方法とするのはリスクが伴う可能性があります。あくまで起動できる可能性がある、という程度に理解しておくと良いでしょう。

本製品の仕様や製品画像からは、NVMe SSDの冷却を補助するための専用のヒートシンクや冷却ファン、あるいはそれらを取り付けるための構造は確認できません。NVMe SSD、特に高性能なものは動作時にかなりの熱を発生するため、適切な冷却がないと性能が低下したり、寿命に影響したりする可能性があります。長時間の使用や高負荷なアクセスを行う際には、SSDの発熱による不安定化を防ぐため、別途NVMe SSD用ヒートシンクの装着やRaspberry Pi 5本体への強力な冷却ファンの併用を強く推奨します。本製品単体での冷却性能は期待できません。

本製品にNVMe SSDへのデータアクセス状態を示すLEDインジケーターが搭載されているかどうかの明確な記載はありません。多くの拡張ボードにはデータの読み書きが行われている際に点滅するLEDが備わっており、システムの動作状況を視覚的に把握するのに役立ちますが、本製品にはこの機能がない可能性が高いです。SSDが正しく認識されているか、またはデータの処理が進行中なのかを一目で確認できないため、トラブルシューティング時などに不便を感じる可能性があります。

本製品にボードへの電源供給状態を示すLEDインジケーターが搭載されているかどうかの明確な記載はありません。ボードがRaspberry Pi 5本体から正しく電力を受け取っているか、正常に動作を開始しているかなどを視覚的に確認できないため、取り付け後の初期確認や電源関連の問題が発生した際に、原因の切り分けが難しくなる可能性があります。電源が入っているかどうかを物理的に確認できる機能がないため、動作状態の把握がやや困難になるでしょう。

本製品に過電流保護機能が搭載されているかどうかの記載はありません。過電流保護機能は、接続されたSSDやRaspberry Pi 5本体に異常な電流が流れるのを防ぎ、機器の損傷リスクを低減するための重要な安全機能です。特に複数のSSDを接続する場合や、消費電力の高いSSDを使用する場合、予期せぬトラブル発生時にこの機能がないと、大切な機器を壊してしまう可能性が高まります。安全機能については期待できないと考えられます。