バッファロー Bluetooth 5.0 ワイヤレス ミニ キーボード BSKBB345BK

本製品はBluetooth 5.0によるワイヤレス接続に対応しています。ケーブル不要でデスク周りがすっきりし、対応するPC、タブレット、スマートフォン、ゲーム機など幅広いデバイスで使用可能です。最大通信距離は約10mとされていますが、使用環境によって異なります。ワイヤレス接続は携帯性や自由な配置に優れますが、電波干渉やバッテリー管理が必要になります。電池式で約1年間使用できる省電力設計ですが、定期的な電池交換は必要です。

最大3台のBluetooth対応デバイスとのペアリング情報を記憶し、キー操作で簡単に接続先を切り替えられます。これは複数のパソコン、タブレット、スマートフォンなどを頻繁に切り替えて使うユーザーにとって非常に便利な機能です。デバイスごとにキーボードを用意する必要がなくなり、省スペースかつスムーズな作業を実現します。一度ペアリング設定をしておけば、再接続の手間がかかりません。この価格帯でマルチペアリングに対応している点は大きなメリットです。

特に静音性を売りにした設計ではありません。パンタグラフ方式のキーを採用しており、メンブレン式と比較すると比較的静かな傾向がありますが、無音ではありません。スタッフレビューには「打鍵感が安っぽい」という意見もあり、静音性よりも構造的な薄さが重視されています。図書館や深夜など、極めて高い静音性が求められる環境での使用には、より静音性を考慮した専用のキーボードを検討することをおすすめします。一般的なオフィスや自宅での使用であれば問題ないレベルの打鍵音です。

本製品には防滴、防水、防塵といった特定の保護機能に関する記載がありません。日常的な使用において、うっかり飲み物をこぼしたり、ホコリが溜まったりした際に、内部に水や異物が侵入し故障するリスクがあります。防水機能を持つキーボードのように水洗いすることはできません。デスクでの飲食が多い方や、水場に近い場所で使用する場合は、製品の保護に注意が必要です。特別な耐久性よりも、携帯性と機能性を重視した設計と言えます。

ファンクションキー（Fnキー）と組み合わせることで、音量調整、再生/一時停止、画面切り替えなど、12種類のホットキー機能を利用できます。これにより、マウスや画面上の操作なしに、手元で素早くこれらの操作を実行できます。音楽や動画を視聴しながらの作業、プレゼンテーション中の操作など、マルチメディア関連の操作が多い場合に効率が向上します。ただし、ホットキーの具体的な機能や使用方法は取扱説明書を確認する必要があります。

キーを光らせるバックライト機能は搭載されていません。これは低価格帯や携帯性を重視したモデルでは一般的です。十分な明るさのある環境での使用を想定しており、暗い場所でのタイピングを補助する機能は備わっていません。薄暗い室内や夜間に手元が見えにくい環境で使用する場合は、別途照明を用意するか、バックライト搭載モデルを検討する必要があります。シンプルで電池消費を抑える設計と言えます。

本体が薄型設計のため、底面に角度を調整するための折りたたみ式スタンドは搭載されていません。キーボード本体の傾斜は固定されています。これにより、手首の角度を自分の好みに合わせて細かく調整することはできません。薄さを活かしてフラットに使用することを想定したデザインです。長時間のタイピングで手首の疲れが気になる場合は、別途リストレストなどを使用することを検討すると良いでしょう。