Seagate Skyhawk 12TB (ST12000VX0017)

Seagate SkyhawkシリーズはSMR記録方式を採用することで、12TBという大容量を実現しています。SMRは、データの書き込み頻度が少ない用途に適しており、監視カメラの録画データのように、一度書き込んだデータを頻繁に書き換えない用途に最適です。ただし、頻繁にデータの書き換えを行う用途では、書き込み速度が低下する可能性があるため注意が必要です。

Seagate Skyhawkシリーズは、24時間365日の連続稼働を前提とした設計で、高い耐久性を実現しています。一般的なデスクトップPC用HDDに比べて、振動や温度変化に対する耐性が高く、監視カメラシステムのような過酷な環境下での使用に適しています。長期間にわたって安定した動作を求めるユーザーにおすすめです。

Seagate Skyhawkシリーズは、振動補正機能を搭載しており、複数のHDDを搭載する環境や、振動が発生しやすい環境でも安定した動作を実現します。監視カメラシステムでは、複数のHDDを搭載することが多いため、振動補正機能は非常に有効です。データの読み書きエラーを最小限に抑えたい場合に適しています。

Seagate Skyhawkシリーズは、高いMTBF（平均故障間隔）を実現しており、長期間にわたって安心してデータを利用することができます。MTBFは、HDDが故障するまでの平均時間を示す指標で、この値が高いほど信頼性が高いことを意味します。監視カメラシステムのように、常にデータを記録し続ける用途では、信頼性の高いHDDを選ぶことが重要です。

Seagate Skyhawkシリーズは、256MBの大容量キャッシュを搭載しており、データの読み書き速度を向上させています。大容量キャッシュは、頻繁にアクセスするデータを一時的に保存することで、HDDのアクセス速度を向上させます。監視カメラシステムでは、常に大量のデータを記録し続けるため、大容量キャッシュは非常に有効です。

Seagate Skyhawk ST12000VX0017はデータ暗号化機能を搭載していません。データ暗号化機能は、HDDに保存されたデータを暗号化し、不正アクセスから保護する機能です。セキュリティを重視するユーザーは、データ暗号化機能搭載のHDDを選ぶことをおすすめします。BitLockerなどのソフトウェアによる暗号化も検討ください。