Keychron K1 Max レトロカラー QMK

キーボード本体に専用のメディアコントロールボタンやダイヤルは搭載されていません。QMK/VIAによるキーの再割り当てで、特定のキーにメディアコントロール機能を割り当てることは可能ですが、物理的な専用操作部はないため、直感的な操作性では劣ります。ゲーム中や動画視聴中に素早く音量調整などを行いたい場合は、キーマップのカスタマイズが必要となります。

本製品には、キーの反応位置（アクチュエーションポイント）をソフトウェアで調整する機能は搭載されていません。キースイッチの物理的な特性に依存するため、より高速な入力や誤入力を減らすための微調整はできません。ゲーミング用途で、ミリ秒単位の反応速度を追求するユーザーにとっては、この機能の有無が選択の決め手となる場合があります。

本製品のバックライトはWhite LEDライトであり、RGBカラーのカスタマイズ機能は搭載されていません。単色の白色バックライトのみが利用可能です。キーボード全体を様々な色で彩ったり、ゲームのプロファイルに合わせてライティングパターンを変更したりすることはできません。シンプルな白色のバックライトで十分なユーザーには問題ありませんが、視覚的な表現や個性を重視するユーザーには物足りなく感じる可能性があります。

QMK/VIAを搭載しているため、各キーのカスタマイズやマクロ登録が可能です。Keychron Launcherウェブアプリを使用することで、複雑なキーシーケンスやコマンドを一つのキーに割り当てることができます。これにより、ゲームでの複雑なコンボ入力や、オフィスワークでの定型文入力などを効率化し、作業生産性を大幅に向上させることが可能です。無限の可能性を提供すると記載されており、高度なカスタマイズが期待できます。

キーボード本体にUSBパススルーポートやオーディオパススルー機能は搭載されていません。マウスやヘッドセットなどの周辺機器をキーボードに直接接続することはできないため、これらの機器はPC本体のポートに接続する必要があります。デスク周りの配線をよりシンプルにしたい場合や、PC本体が手の届きにくい場所にある場合には、この機能がないことが不便に感じられるかもしれません。

商品情報にキーボード本体の傾きを複数段階で調整できるチルトスタンドに関する記載はありません。一般的なキーボードと同様に、固定された傾き、または簡易的なスタンドがある可能性はありますが、詳細な調整機能は期待できません。長時間のタイピングにおいて、手首や腕の負担を軽減するために、より細かな角度調整を求めるユーザーには、別途リストレストなどのアクセサリーが必要になる場合があります。