RODE Microphones NT2000 コンデンサーマイク NT2000

NT2000は、本体のツマミで無指向性、双指向性、単一指向性など、様々な指向性を選択可能です。これにより、録音環境や目的に応じて最適な集音範囲を設定できます。例えば、複数人での会話を録音する際は無指向性、ボーカル録音では単一指向性といった使い分けが可能です。ただし、指向性パターンによって音質が若干変化するため、注意が必要です。

NT2000は、本体にハイパスフィルターを搭載しており、低域ノイズをカットできます。これにより、空調ノイズや床の振動など、不要な低周波ノイズを軽減し、よりクリアな音質で録音できます。特に、ボーカル録音時にポップノイズを抑える効果があります。カットオフ周波数は固定ですが、宅録環境においては十分な効果を発揮します。

NT2000は、本体にPAD（アッテネーター）を搭載しており、入力音圧レベルを減衰させることができます。これにより、大音量の楽器やボーカルを録音する際に、マイクの過大入力を防ぎ、音の歪みを抑えることができます。ギターアンプやドラムなど、音圧の高い音源を録音する際に特に有効です。減衰量は固定ですが、幅広い音源に対応できます。

NT2000には、ショックマウントは内蔵されていません。外部からの振動を軽減するためには、別途ショックマウントを用意する必要があります。特に、レコーディング環境が整っていない場合は、ショックマウントの使用を推奨します。振動によるノイズを低減することで、よりクリアな音質での録音が可能になります。

NT2000は、ラージダイアフラムカプセルを搭載しており、滑らかで透明感のあるサウンドを実現します。このカプセルは、ボーカル、楽器など、様々な音源に対して最適化されており、それぞれの音源が持つ個性を最大限に引き出します。特に、中高域の表現力に優れており、クリアで自然な音質での録音が可能です。

NT2000は、アナログ出力のみに対応しています。デジタル出力を使用する場合は、別途オーディオインターフェースなどを使用する必要があります。XLR端子から出力されるアナログ信号を、オーディオインターフェースでデジタル信号に変換し、PCなどに取り込みます。デジタル出力が必要な場合は、別途対応機種を検討する必要があります。