KORG minilogue

37鍵のスリム鍵盤はベロシティに対応しており、鍵盤を弾く強さに応じて音の大きさを変化させることができます。これにより、演奏に繊細な表情やダイナミクスを加えることが可能となり、より表現力豊かなパフォーマンスを実現します。特にアナログシンセの豊かな音色と組み合わせることで、生楽器のようなニュアンスを出すことも可能です。

商品情報にはピッチベンドホイールやモジュレーションホイールに関する直接的な記載はありません。しかし、多くのパラメーターが専用ノブで操作可能であり、モーション・シーケンス機能によってパラメーターを自動変化させることで、ホイールによる効果に近い表現を行うことは可能です。外部MIDIコントローラーを接続してホイール機能を追加することも選択肢となります。

KORG minilogueは4ボイス・ポリフォニックであり、POLYモードで4音同時発音が可能ですが、異なる音色を重ねて演奏する「レイヤー機能」としての明確な記載はありません。ただし、8つのボイス・モード（POLY、DUO、UNISON、MONO、CHORD、DELAY、ARP、SIDE CHAIN）を切り替えることで、様々な音の組み合わせや発音方法を楽しむことができます。特にDUOモードではユニゾン2ボイスのポリシンセとして動作し、音の厚みを増すことが可能です。

KORG minilogueは、16ステップ・ポリフォニック・シーケンサーを内蔵しており、リアルタイム録音とステップ録音の両方に対応しています。最大4つのパラメーターをモーション・シーケンスとして記録できるため、時間と共に変化する複雑な音色やフレーズを簡単に作成し、再生することが可能です。これにより、演奏スキルに自信がない方でも、クリエイティブな音楽制作やライブパフォーマンスを楽しむことができます。

KORG minilogueには、内蔵エフェクターとしてディレイが搭載されています。このディレイはハイパス・フィルターと組み合わせることで、独特の空間的な広がりや残響効果を生み出すことができます。ただし、リバーブやコーラスなど、他の種類のエフェクトは内蔵されていません。より多様なエフェクトを求める場合は、外部エフェクターやDAWのプラグインを活用する必要があります。

KORG minilogueは、MIDI IN/OUT端子とUSB B端子を搭載しており、高いMIDIインターフェース機能を提供します。これにより、他のMIDI対応機器（MIDIキーボード、ドラムマシンなど）との連携や、PC上のDAWソフトウェアとの接続が容易に行えます。シンセサイザーの音色をDAWで録音したり、DAWのMIDIトラックからminilogueを演奏したりと、音楽制作の幅を大きく広げることが可能です。