マイクロソフト Surface Ergonomic 無線キーボード 3RA-00017

Bluetooth 4.0 省電力テクノロジーに対応しており、ケーブルを使わずにPCやタブレット、Surfaceデバイスと無線接続できます。デスク周りをすっきりと保ち、自由な位置でタイピングできる点は便利です。単4電池2本で約12ヶ月動作するため、頻繁な充電の手間もありません。ただし、一部のユーザーからは接続が不安定になったり、スリープからの復帰が遅いという報告もあり、環境によっては注意が必要です。

複数のデバイスとのペアリング設定を記憶し、ボタン一つで接続先を切り替えるマルチペアリング機能についての明確な記載が製品情報に見当たりません。したがって、この機能は搭載されていない可能性が高いと考えられます。仕事用と個人用など、頻繁に複数のパソコンやタブレットを操作する方にとっては、都度ペアリング設定を行うか、デバイスごとにキーボードを用意する必要があるかもしれません。

キーボードのキーキャップが光るバックライト機能については、製品情報に記載がありません。そのため、本製品にはバックライト機能は搭載されていないと判断されます。薄暗い場所でのタイピングをサポートしたり、デザインの一部として楽しんだりすることはできません。明るい環境での使用を前提としたシンプルな設計と言えます。

特定のキー操作や一連の入力を記憶させ、簡単に呼び出すマクロ登録機能については、製品情報に記載がありません。一般的に、エルゴノミクスに特化したキーボードでは、こうした高度なカスタマイズ機能は省かれる傾向にあります。本製品も同様にマクロ機能は搭載していない可能性が高く、複雑な定型作業を効率化したい場合には向かないでしょう。

キースイッチは静音性に配慮したパンタグラフ式（？）とされていますが、スタッフレビューにはスペースキーの打鍵音が大きいという指摘があります。完全に静音設計というわけではなく、特に特定のキーを押した際の音は周囲に聞こえる可能性があります。静かなオフィスや深夜の家庭での使用など、厳密な静音性が求められる環境にはあまり適さない場合があります。

複数のキーを同時に押した際に、すべての入力が正確に認識されるNキーロールオーバーやアンチゴーストといった機能についての具体的な仕様が製品情報に記載されていません。一般的なタイピングであれば問題なく使用できますが、多数のキー入力を正確かつ高速に行う必要があるゲームなどでは、意図通りの入力ができない可能性があります。

製品情報には、キーボード本体への液体に対する防水または防滴機能についての記載が見当たりません。一般的なキーボードと同様に、水分に弱い精密機器です。作業中や休憩中に飲み物を近くに置くことが多い場合は、誤って液体をこぼしてしまわないよう、十分な注意が必要です。水濡れによる故障のリスクを考慮して使用しましょう。