
TOWNSEND LABS SPHERE L22
の評価
商品概要
TOWNSEND LABSのSPHERE L22は、単なるコンデンサーマイクではなく、マイクロフォン・モデリング・システムとしてレコーディングの可能性を大きく広げます。このマイクを使用することで、まるで夢のマイクコレクションを持っているかのように、様々な種類のマイクのサウンドをシミュレートし、レコーディングすることができます。さらに驚くべきは、収録後でもマイクの種類や指向性、その他の特性を変更できる点です。これにより、ボーカリストを疲れさせることなく、様々なマイクでのオーディションが可能になります。Off-Axis Correction機能により、吹かれや望ましくない部屋鳴りによる音色の着色といった一般的な録音上の問題を軽減し、よりクリーンで意図した通りのサウンドを得ることができます。また、1本のマイクでステレオレコーディングも可能であり、その汎用性の高さはプロフェッショナルな現場で重宝されるでしょう。付属アクセサリーも充実しており、ハードケースなどが含まれています。
商品画像一覧





商品スペック
サイズ・重量
機能一覧
単一指向性、双指向性、無指向性など、音を拾う方向を切り替えられる機能です。単一指向性に設定すると、マイクの正面からの音だけをクリアに拾い、側面や背面の不要な音を抑えることができます。これにより、ボーカル録音やポッドキャストで話し手の声だけを際立たせたい場合に最適です。双指向性に切り替えれば、マイクの前後の音を拾うため、インタビューなどで向かい合って座る二人を同時に録音するのに適しています。無指向性に設定すると、マイクの全方向からの音を均等に拾うため、部屋全体のアンビエントな響きや、複数の楽器の音を自然に収音したい場合に役立ちます。この機能により、様々な録音環境や目的に合わせてマイクの特性を柔軟に調整し、より意図した通りのサウンドを得ることが可能になります。
SPHERE L22は、マイクロフォン・モデリング・システムとして、収録後でもマイクの種類や指向性を変更できるという画期的な機能を持っています。これは、物理的な指向性切り替えスイッチを持つマイクとは異なり、ソフトウェア的な制御によって実現されると考えられます。これにより、単一指向性、双指向性、無指向性など、様々な指向性の特性をシミュレートし、録音したい音源や環境に合わせて最適なサウンドを得ることが可能です。この機能は、レコーディングの柔軟性を飛躍的に向上させます。
低周波数のノイズ(例えば、エアコンの動作音、振動による振動音、風切り音など)を軽減する機能です。このフィルターをオンにすることで、録音したい音源以外の不要な低音域のノイズを効果的にカットし、クリアで明瞭な音質を得ることができます。特に、ボーカル録音やアコースティック楽器の録音など、繊細な音を捉えたい場合に、低域のノイズが混入するのを防ぎ、クリーンなサウンドを実現するのに役立ちます。また、近接効果による過剰な低音域の強調を抑えたい場合にも有効です。これにより、ミックス作業の際に低域の処理にかかる手間を減らし、よりプロフェッショナルなサウンドプロダクションに貢献します。
商品情報にはローカットフィルター機能に関する直接的な記載はありませんが、一般的なプロフェッショナル向けコンデンサーマイクには搭載されていることが多い機能です。SPHERE L22は、周波数特性が20 Hz - 20 kHzと記載されており、低域のカットオフ周波数に関する詳細な情報はありません。しかし、モデリング機能の一部として、あるいは独立した機能として搭載されている可能性は十分に考えられます。もし搭載されていれば、エアコンの動作音や振動による低周波ノイズを軽減し、クリアな録音に役立ちます。現時点では、搭載の有無は断定できませんが、プロ仕様として期待される機能の一つです。
入力される音声信号のレベルを減衰させる機能です。非常に大きな音源(例えば、ドラムのキックやスネア、ギターアンプなど)を録音する際に、マイク内部の回路が音圧によって歪んでしまうのを防ぎます。このスイッチをオンにすることで、音割れを防ぎ、クリアで歪みのないサウンドを捉えることができます。また、ボーカルでも声量が大きいシンガーや、シャウトなどを録音する際に、急激な音圧の変化に対応し、安定した録音を行うのに役立ちます。これにより、ダイナミックレンジの広い音源でも安心して録音を進めることができます。
SPHERE L22には、パッド機能として10 dB/20 dBの切り替えが可能であることが明記されています。これは、非常に大きな音圧のソースを録音する際に、マイク内部の回路が歪んでしまうのを防ぐための重要な機能です。例えば、ボーカルのシャウトや、ギターアンプのクローズマイキングなどで、音割れを防ぎ、クリアで歪みのないサウンドを捉えるのに役立ちます。この機能により、ダイナミックレンジの広い音源でも安心して録音を進めることができます。
マイクスタンドやブームアームに取り付けるための専用ホルダー(ショックマウント)が付属または対応している機能です。ショックマウントは、マイク本体をサスペンションのように保持することで、床やスタンドからの振動がマイクに伝わるのを効果的に防ぎます。これにより、足音、ドアの開閉音、デスクの振動など、意図しない低周波のノイズが録音されるのを防ぎ、クリアでクリーンな音声収録を実現します。特に、ボーカル録音やナレーション収録など、わずかなノイズも避けたい場合に、その効果を発揮します。これにより、よりプロフェッショナルな品質の録音が可能になります。
SPHERE L22には、ショックマウントが付属していることが明記されています。ショックマウントは、マイクスタンドやブームアームに取り付けることで、床やスタンドからの振動がマイク本体に伝わるのを効果的に防ぎます。これにより、足音や操作音といった、意図しない低周波のノイズが録音されるのを防ぎ、クリアでクリーンな音声収録を実現します。特に、ボーカル録音や繊細な楽器の録音において、その効果は顕著です。
XLRケーブルを通じて、コンデンサマイクに+48Vの電源を供給する機能です。コンデンサマイクは、その繊細な振動板を動作させるために外部からの電源供給が必要であり、このファンタム電源供給機能は、マイクが正常に動作するための必須条件となります。この機能が搭載されていることで、別途ファンタム電源ユニットを用意することなく、オーディオインターフェースやミキサーに直接接続してマイクを使用できます。これにより、セットアップが簡素化され、より手軽に高品質なコンデンサマイクのサウンドを活用できます。プロフェッショナルなレコーディング環境では標準的な機能ですが、マイク自体の性能を引き出すために重要です。
SPHERE L22はコンデンサーマイクであり、動作にはファンタム電源が必要です。商品情報には、ファンタム電源として44 V~52 V/5 mAが必要であることが記載されています。これは、オーディオインターフェースやミキサーから供給される標準的なファンタム電源(+48V)で動作可能であることを示唆しています。この機能はコンデンサーマイクにとって必須であり、SPHERE L22も例外なく、外部からの電源供給によってその性能を発揮します。
SHOPSTAFFによる評価スコア
SPHERE L22は、その革新的なマイクロフォン・モデリング機能により、レコーディングの自由度を飛躍的に向上させるユニークなコンデンサーマイクです。収録後でもマイク特性を変更できる点は、従来のハードウェアでは不可能だった柔軟性を提供します。ステレオレコーディングやOff-Axis Correction機能も搭載しており、プロフェッショナルなスタジオ環境での使用に十分耐えうる性能を持っています。価格は高めですが、複数のマイクを所有するのと同等の価値を提供できる可能性があり、その革新性は高く評価できます。耐久性については、一般的なプロフェッショナル向けマイクと同様に、丁寧な取り扱いをすれば長期間使用できると予測されます。
ブランド・メーカー詳細
おすすめのポイント
- 収録後でもマイクの種類や特性を変更できる革新的なモデリング機能
- 1本のマイクで多様なサウンドメイクが可能
- Off-Axis Correction機能による音質補正
- ステレオレコーディングに対応
- ハードケースなど充実した付属品
注意点
- ファンタム電源(+48V)に対応したオーディオインターフェースまたはミキサーが別途必要です。
- 精密機器のため、落下や強い衝撃を与えないよう注意して扱ってください。
- 湿気や埃の多い場所での保管は避けてください。
- 付属のブレークアウトケーブルは5ピンXLR出力のため、標準的なXLRケーブルとは異なります。接続には注意が必要です。
- モデリング機能を使用するには、専用のソフトウェアやプラグインが必要になる場合があります(商品情報に明記されていませんが、一般的な仕様として考慮)。
おすすめな人
- 多様なマイクサウンドを一台で実現したいレコーディングエンジニア
- 実験的なサウンドメイキングを追求するミュージシャン
- 限られた機材で幅広いレコーディングを行いたいクリエイター
- ボーカルや楽器の音色を収録後に調整したいアーティスト
- ステレオ録音を必要とするサウンドエンジニア
おすすめできない人
- シンプルな単一指向性マイクを求めている初心者
- 予算を抑えたいアマチュアミュージシャン
- 複雑なセットアップやソフトウェア操作を避けたい方
- ライブPA用途で、簡易的なマイクを探している方
おすすめの利用シーン
- プロフェッショナルスタジオでのボーカル録音(モデリング機能による音色選択)
- アコースティックギター、ピアノ、弦楽器などのマイキング(多様なマイクシミュレーション)
- ステレオ録音によるアンビエントサウンドや空間の空気感の収録
- サウンドデザインや効果音制作における音源収録
- ボーカリストのオーディションやプリプロダクション段階での音色検討
非推奨な利用シーン
- 屋外での野鳥の録音(風切り音対策が重要)
- DJプレイやクラブでのライブパフォーマンス
- ラジカセや簡易レコーダーでの直接録音
- 動画配信での簡易的な音声収録(USBマイクの方が手軽)
よくある質問(Q&A)
Q.このマイクは、録音後にマイクの種類や指向性を変更できるとありますが、具体的にどのようなことが可能になりますか?
Q.ステレオ録音は可能ですか?
Q.このマイクにはどのようなアクセサリーが付属していますか?
Q.このマイクはどのような電源が必要ですか?
Q.最大音圧レベルはどのくらいですか?
SHOPSTAFF 評価ランキング
AKG C414 XLS ステレオペアセットは、歴代モデルのサウンドを忠実に再現した高品位コンデンサーマイクです。フラットな特性で原音のニュアンスをありのままに収音し、リアリティのあるサウンドを実現します。
指向性パターン | 9段階切り替え可能(単一指向性、双指向性、無指向性、およびそれらの中間を含む) | 周波数特性 | 20Hz - 20000 Hz |
最大音圧レベル(SPL) | 140 dB SPL | ノイズレベル(自己ノイズ) | 6 dBA |
接続方式 | XLR 3ピンメス | 電源 | ファンタム電源(+48V) |
ボディ素材 | アルミニウム | 付属品 | ショックマウント(H85)×2, ウインドスクリーン(W414)×2, マイクホルダー(SA60)×2, ステレオアーム(H50), 特性データシート×2, 布製ポーチ×2, キャリングハードケース |
AKG C414 XL IIは、伝説的なC12マイクの特性を受け継ぎ、煌びやかで存在感のあるサウンドを提供するサイドアドレス型コンデンサーマイクロホンです。ボーカルや楽器の魅力を最大限に引き出します。
指向性パターン | 無指向性/ワイドカーディオイド/カーディオイド/ハイパーカーディオイド/双指向性と各々の間(9段階切り替え) | 周波数特性 | 20Hz~20k Hz |
最大音圧レベル(SPL) | 140 dB SPL | ノイズレベル(自己ノイズ) | 6 dB SPL (Aウェイト) |
接続方式 | XLR 3ピン | 電源 | ファンタム DC48V/約4.5mA |
ボディ素材 | オールメタルシャーシ | 付属品 | サスペンション付ホルダー(H85), ウインドスクリーン(W414), ポップスクリーン(PF80), 布製ポーチ, キャリングハードケース |
AKG C414 XLⅡ-Y4は、9種類の指向性パターンを持つプロフェッショナル仕様のコンデンサーマイクです。往年の名機C12のサウンドキャラクターを再現し、ボーカルや楽器の存在感を際立たせるサウンドが特徴です。
指向性パターン | 9段階(無指向性/ワイドカーディオイド/単一指向性/ハイパーカーディオイド/双指向性と各々の間) | 周波数特性 | 20Hz - 20k Hz |
最大音圧レベル(SPL) | 140 dB SPL | ノイズレベル(自己ノイズ) | 6 dBA |
接続方式 | XLR | 電源 | ファンタム電源(+48V) |
ボディ素材 | メタル製 | 付属品 | ショックマウント(H85)、ウインドスクリーン(W414)、ポップスクリーン(PF80)、データシート、布製ポーチ、キャリングハードケース |
AKG C414 XLSは、伝説的なC414シリーズの正統な後継機であり、プロフェッショナルなレコーディングに求められるあらゆる要求に応える高性能コンデンサーマイクロホンです。そのクリアでニュアンス豊かなサウンドは、ボーカルから楽器まで幅広い音源に対応します。
指向性パターン | 無指向性/ワイドカーディオイド/カーディオイド/ハイパーカーディオイド/双指向性と各々の間(9段階切り替え) | 周波数特性 | 20Hz - 20k Hz |
最大音圧レベル(SPL) | 140 dB SPL | ノイズレベル(自己ノイズ) | 6 dB SPL (Aウェイト) |
接続方式 | XLR 3ピン | 電源 | ファンタム DC48V/約4.5mA |
ボディ素材 | オールメタルシャーシ | 付属品 | ショックマウント(H85)、ウインドスクリーン(W414)、ポップスクリーン(PF80)、布製ポーチ、キャリングハードケース |
AUSTRIAN AUDIO CC8 Stereo Setは、伝説的なCK1カプセルからインスピレーションを受けたOCC7カプセルを搭載したスモールダイアフラム・コンデンサーマイクです。ナチュラルでオープンなサウンドが特徴です。
指向性パターン | 単一指向性(カーディオイド) | 周波数特性 | 20Hz~20k Hz |
最大音圧レベル(SPL) | 156 dB SPL | ノイズレベル(自己ノイズ) | 6 dBA |
接続方式 | XLR 3ピンオス | 電源 | ファンタム電源(+48V) |
ボディ素材 | 金属製 | 付属品 | ショックマウント, マイクケース, ウインドスクリーン, ホルダー, ステレオバー |