LEWITT LCT 540 S

LCT 540 Sは、単一指向性のみに対応しています。指向性を変更する機能はありません。単一指向性マイクは、マイクの正面からの音を最も敏感に捉え、周囲のノイズを遮断するのに役立ちます。ボーカルや楽器のレコーディングなど、特定の音源をクリアに録音したい場合に適しています。複数の指向性を必要とする場合は、別途指向性可変機能を持つマイクを検討する必要があります。

LCT 540 Sには、ローカットフィルター（ハイパスフィルター）が搭載されています。3段階（オフ／80/160Hz）で切り替え可能です。この機能を使用することで、空調ノイズや床の振動など、不要な低周波ノイズを軽減し、よりクリアな音質で録音できます。ボーカル録音時にポップノイズを抑えたり、楽器の音をよりクリアに際立たせたりする効果があります。

LCT 540 Sには、PAD（アッテネーター）機能が搭載されています。3段階（０/−６/−12dB）でのPAD切り替えが可能です。この機能を使用することで、大音量の音源を録音する際に、マイクの過大入力を防ぎ、音の歪みを抑えることができます。ギターアンプやドラムなど、音圧の高い音源を録音する際に特に有効です。

LCT 540 Sには、ショックマウントは内蔵されていませんが、専用のショックマウントが付属しています。ショックマウントを使用することで、マイクスタンドからの振動がマイクに伝わりにくくなり、クリアな音質での録音をサポートします。レコーディング中の不要なノイズを低減し、高品質なサウンドを得られます。

LCT 540 Sは、1インチのラージダイアフラムカプセルを搭載しています。このカプセルは、低ノイズで高感度な特性を持ち、繊細な音をクリアに捉えることができます。特に、ボーカルやアコースティック楽器のレコーディングに適しており、その音源の持つ個性を最大限に引き出すことができます。

LCT 540 Sは、アナログ出力のみに対応しています。デジタル出力を使用する場合は、別途オーディオインターフェースなどを使用する必要があります。XLR端子から出力されるアナログ信号を、オーディオインターフェースでデジタル信号に変換し、PCなどに取り込みます。デジタル出力が必要な場合は、USB接続のコンデンサーマイクなどを検討する必要があります。