Raspberry Pi Zero W - ZEROKIT-D

OS書き込み済みのSDカードは付属していません。別途OSをダウンロードし、microSDカードに書き込む必要があります。Raspberry Pi Imagerなどのツールを使用することで、簡単にOSをインストールできます。初心者の方は、OS書き込み済みのSDカードがセットになったスターターキットを選ぶと便利です。OSのインストールに手間をかけたくない方には不向きですが、自分でOSをカスタマイズしたい方にはおすすめです。

ヒートシンクなどの冷却機構は付属していません。CPUに負荷のかかる処理を行う場合は、別途ヒートシンクを用意する必要があります。小型のヒートシンクを貼り付けるだけでも、CPUの温度上昇を抑えることができます。高負荷な処理を長時間行う場合は、冷却ファン付きのヒートシンクを使用するとより効果的です。通常の使用であれば、ヒートシンクなしでも問題ありません。

無線LAN（Wi-Fi）とBluetoothが搭載されているため、ワイヤレスでネットワークに接続したり、周辺機器と接続したりすることができます。Wi-Fiは2.4GHz帯のみに対応しており、5GHz帯には対応していません。Bluetoothは4.1に対応しています。無線LANとBluetoothを活用することで、IoTデバイスとしての利用や、ケーブルレスな環境での使用が可能です。

リアルタイムクロック（RTC）は搭載されていません。そのため、電源を切ると時刻情報が失われます。時刻情報を保持する必要がある場合は、別途RTCモジュールを用意し、GPIOピンに接続する必要があります。データロガーなど、時刻情報が重要な用途で使用する場合は、RTCモジュールの追加を検討してください。

USBポートはMicro USBポートが1つのみです。キーボードやマウスなどのUSB機器を接続するには、USBハブが必要になります。USBハブを使用することで、複数のUSB機器を同時に接続することができます。ただし、Micro USBポートからの給電能力には限りがあるため、消費電力の大きい機器を接続する場合は、セルフパワーのUSBハブを使用してください。

GPIOピンは搭載されていますが、ピン配置はカラー表示されていません。そのため、ピン配置図をよく確認しながら、慎重に配線する必要があります。GPIOピンを使用することで、LEDやセンサーなどの外部デバイスを接続し、様々な電子工作を行うことができます。初心者の方は、GPIOピン配置図を印刷して手元に置いておくと便利です。