Raspberry Pi Raspberry Pi 4 Model B 4GB

OS書き込み済みのSDカードは付属していません。Raspberry Pi Imagerなどのツールを使用し、OSを書き込む必要があります。OSの選択肢は豊富で、Raspberry Pi OSの他にUbuntuやRetropieなど、様々なOSを利用可能です。初心者にはRaspberry Pi OSが推奨されています。GUI環境が整っており、多くの情報がインターネット上で公開されているため、安心して利用できます。OS書き込み済SDカードが付属していない点はデメリットですが、OSを自分で選択できるというメリットもあります。

Raspberry Pi 4にはヒートシンクや冷却ファンは付属していません。高負荷な処理を行う場合は、別途ヒートシンクや冷却ファンを用意する必要があります。特に、夏場など室温が高い環境で使用する場合は、熱暴走を防ぐために冷却対策が必須です。ヒートシンクは両面テープで簡単に取り付けられるものから、ファンと一体になった高性能なものまで様々な種類があります。用途や予算に合わせて選びましょう。

Raspberry Pi 4は、2.4GHz/5GHz帯の無線LANとBluetooth 5.0を搭載しています。無線LANを使用することで、LANケーブルを接続せずにインターネットに接続できます。Bluetoothを使用すれば、ワイヤレスキーボードやマウス、スピーカーなどを接続可能です。IoTデバイスとして使用する場合、無線LANとBluetoothは非常に便利な機能です。ただし、電波状況によっては通信が不安定になる場合があるので、注意が必要です。

Raspberry Pi 4には、RTCバッテリーバックアップ機能は搭載されていません。そのため、電源を切ると時刻情報がリセットされます。常時時刻を保持したい場合は、別途RTCモジュールを取り付ける必要があります。RTCモジュールはI2C接続で簡単に接続でき、安価に入手可能です。データロガーなど、時刻情報が重要な用途で使用する場合は、RTCモジュールの導入を検討しましょう。

Raspberry Pi 4は、USB 3.0ポートを2つ、USB 2.0ポートを2つ搭載しています。USB 3.0ポートは、高速なデータ転送が可能で、外付けSSDなどを接続する際に便利です。USB 2.0ポートは、キーボードやマウスなど、比較的低速なデバイスの接続に適しています。Type-Aポートのみで、Type-Cポートは搭載されていません。USBポート数は十分ですが、必要に応じてUSBハブを使用すると、さらに多くのデバイスを接続できます。

Raspberry Pi 4は40ピンのGPIOピンを搭載していますが、ピン配置はカラー表示ではありません。そのため、初心者の方はピン配置図をよく確認しながら配線する必要があります。GPIOピンを使用すると、LEDやセンサーなどの外部デバイスを接続し、様々な電子工作が可能です。インターネット上には、GPIOピンを使った多くのプロジェクトが公開されているので、参考にしてみましょう。ピン配置を間違えると故障の原因になるので、慎重に作業してください。