SK11(エスケー11) DEVICE オートワイヤーストリッパー DVC-WS201

本製品は電線径の自動調整機能を搭載しています。ワイヤーをセットするだけで、工具が自動的に適切な径に合わせて刃を閉じ、被覆を剥離します。これにより、手動で電線サイズに合った穴を探す手間が省け、作業効率が大幅に向上します。様々な太さのより線を扱うDIYや自動車の配線などで特に威力を発揮します。芯線を傷つけにくいように設計されていますが、スタッフレビューには剥きムラに関する指摘もあるため、完璧な精度を保証するものではない可能性もあります。初心者でも簡単に使える便利な機能です。

被覆を剥く長さを調整するための簡易的なストリップゲージが付いています。ゲージを適切な位置に動かし、電線の端をゲージに合わせてセットすることで、一定の長さに被覆を剥くことができます。これにより、複数の電線を同じ長さに揃えたい場合や、コネクターに接続する際に必要な剥き長さを目安として設定するのに役立ちます。ただし、スタッフレビューには「オフセットスケールも簡単に動いてしまうし、目盛りも見難いです」という指摘もあり、プロ向けの精密なゲージと比較すると、簡易的な機能にとどまる可能性が高いです。あくまで目安として使うのが良いでしょう。

裸端子と絶縁端子（スリーブ）の圧着機能を搭載しています。対応サイズは1.25m㎡、2.0m㎡、5.5m㎡で、これは一般的なDIYや簡単な電気配線でよく使われるサイズです。被覆剥き作業の後に、同じ工具で続けて端子の圧着ができるため、工具を持ち替える手間がなくスムーズに作業を進められます。これにより、作業スペースもすっきりし、効率が向上します。プロが使うような高精度・高耐久性の圧着専用工具には及ばない可能性もありますが、DIY用途であれば十分な機能を備えています。正しい使い方をすることで、安全な圧着接続が可能です。

電線を切断するためのワイヤーカッター機能が付いています。ストリッパーのハンドル部分に切断用の刃が設けられており、配線作業中に必要な長さに電線をカットすることができます。被覆剥きと同じ工具で切断も行えるため、作業効率が上がります。細い電線やアルミ線の切断が可能と説明されていますが、太い電線や硬い素材の切断には不向きな場合があります。使用する電線の種類や太さを確認し、適正な範囲内で使用することが重要です。簡易的なカッターとして便利に使えますが、頻繁に硬線などを切断する場合は、専用のニッパーやカッターの使用をお勧めします。

本製品にハンドルを閉じた状態で固定するロック機構に関する明確な記載はありません。そのため、工具箱や腰袋に収納・携帯する際には、ハンドルが開いた状態になる可能性があり、他の工具や持ち物を傷つけたり、指を挟んだりしないよう注意が必要です。使用しない時は安全な場所に保管することをお勧めします。ロック機構がないことで、すぐに使えるという利点はありますが、収納時の安全性やコンパクトさでは、ロック機構付きのモデルに劣ります。

被覆を剥離した際に発生するくず（被覆の切れ端）を収集するための機構は搭載されていません。そのため、作業時には被覆くずが飛び散る可能性があり、作業場所の周囲や下に落ちることに注意が必要です。特に精密機器の近くや清掃が難しい場所で作業する場合は、あらかじめ新聞紙などを敷いておくなどの対策を講じることをお勧めします。作業後は都度、飛び散った被覆くずを清掃する必要があります。シンプルな構造である反面、このような清掃の手間は発生します。